鍼灸適応症

WHO(世界保健機関)とNIH(アメリカ国立衛生研究所)が認定する、30種類以上の鍼灸適応症が記されたリスト。鍼灸が幅広い疾患に対応する専門性と権威性を示す。

鍼灸の適応症一覧
【WHO/NIH認定】
30種類以上の症状に効く

「鍼灸治療って、どんな症状に効くの?」
「肩こりや腰痛以外にも効果があるの?」

そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

鍼灸の効果は多岐にわたり、代表的なものとして鎮痛作用、血行促進、自律神経調整、免疫力向上などが期待されます。

このページでは、鍼灸治療がどのような症状や疾患に対して効果を発揮する可能性があるのか、WHO(世界保健機関)やNIH(アメリカ国立衛生研究所)といった国際的な機関の見解も交えながら、具体的な適応症状を分かりやすくご紹介します。

【目次】

  1. 鍼灸の適応症とは?ー WHO(世界保健機関)の分類
  2. 鍼灸療法の効果に関するNIH(アメリカ国立衛生研究所)の見解
  3. 具体的な適応症状一覧(カテゴリ別)
    • 頭・顔の症状
      頭重・頭痛、頭神経痛、顔のけいれん、顔の麻痺、三叉神経痛
    • 耳・鼻の症状
      耳の痛み、耳鳴り、鼻づまり、蓄膿症(副鼻腔炎)、鼻血
    • 歯・口・のどの症状
      歯痛、歯槽膿漏、口内炎・舌の荒れ、口角炎(口角の荒れ)、のどの痛み、しゃっくり
    • 首・肩の症状
      肩こり、斜頸、ストレートネック、肋間神経痛、むち打ち症、寝違え、頚腕症候群、五十肩
    • 手・足・腰の症状
      腕の神経痛、腕のしびれ、指のしびれ、慢性関節リウマチ、座骨神経痛、腰痛、変形性腰椎症、ぎっくり腰、猫背、ひざの痛み、こむらがえり
    • 消化器の症状
      胃弱、慢性胃炎、胃けいれん、胃酸過多症、慢性の下痢、食欲不振、吐き気・嘔吐・つわり、胃潰瘍、便秘、過敏性大腸症候群(IBS)、肝臓病、胆石症・胆のう症、痔
    • 内分泌・代謝異常による症状
      糖尿病、痛風、慢性甲状腺病、脚気
    • 呼吸器の症状
      風邪、慢性気管支炎、気管支喘息
    • 循環器の症状
      高血圧症、低血圧症、心臓の動悸、めまい・立ちくらみ
    • 泌尿器の症状
      膀胱炎、夜尿症、前立腺肥大症、インポテンツ、不妊症
    • 神経・心身の不調に関連する症状
      神経症、ヒステリー、うつ、心身症、てんかん
    • 皮膚の症状
      湿疹、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎、しもやけ、脱毛症
    • 美容鍼灸
      美髪、美眼、肥満、やせすぎ、美肌、しみ・そばかす、にきび
    • 疲労回復・体力増強
      疲れ・だるさ、眼精疲労、眠け、集中力の増進、精力増強、体の老化防止
    • スポーツ障害
      捻挫、肉離れ、アキレス腱周囲炎、テニスひじ、野球ひじ、野球肩、ゴルフ腰痛、打撲、脱臼
    • 女性特有のお悩み(婦人科系疾患)
      月経困難症、生理不順、子宮筋腫、更年期障害、冷え症、乳汁分泌不全・乳汁うっ滞症、不妊症、逆子(骨盤位)
    • 幼児・子供の症状
      夜泣き、小児虚弱体質
    • その他の様々な症状
      のぼせ、乗り物酔い、二日酔い、不眠症
  4. 鍼灸治療を受ける際の注意点

1.鍼灸の適応症とは?
WHO(世界保健機関)の分類

WHO(世界保健機関)は、鍼灸治療が有効であるとされる疾患や症状について、臨床経験や研究結果に基づいてリストを作成し、公表しています。これは、鍼灸の効果が国際的にも注目されていることを示しています。

以下は、WHOが鍼灸の適応として認めている疾患・症状の主な分類です。

2.鍼灸療法の効果に関する
NIH(アメリカ国立衛生研究所)の見解

日本の厚生労働省にあたるアメリカのNIH1国立衛生研究所)も、鍼灸療法の各種の病気に対する効果とその科学的根拠、そして西洋医学の代替治療としての有効性について、1997年に「鍼灸は特定の種類の痛みや術後の吐き気、化学療法の副作用などに有効である」という公式見解を発表しました。 その後も研究は進められており、鍼灸の様々な効果に対する科学的な検証が世界中で行われています。

3.具体的な適応症状一覧(カテゴリ別)

ひごころ治療院では、上記のWHOやNIHの見解も踏まえ、東洋医学的な診断に基づき、以下のような幅広い症状やお悩みに対して鍼灸治療を行っております。
※ご自身の症状が下記に当てはまるか分からない場合や、リストにない症状でも、お気軽にご相談ください。

頭・顔の症状

鍼灸の効果 と適応症状 ー 科学的根拠

耳・鼻の症状

歯・口・のどの症状

首・肩の症状

手・足・腰の症状

消化器の症状

内分泌・代謝異常による症状

呼吸器の症状

循環器の症状

泌尿器の症状

神経・心身の不調に関連する症状

皮膚の症状

美容鍼灸

疲労回復・体力増強

スポーツ障害

女性特有のお悩み(婦人科系疾患)

幼児・子供の症状

鍼灸は、「小児はり」と呼ばれる刺さない鍼や、ごく細い鍼を用いることで、幼児や小さなお子様にも安心して受けていただけます。

その他の様々な症状

4.鍼灸治療を受ける際の注意点

鍼灸は様々な症状や疾患に対して効果が期待できる素晴らしい治療法ですが、安全に、そして効果的に治療を受けていただくためには、いくつかの注意点がございます。

  • 信頼できる鍼灸師を選ぶ
    必ず国家資格(はり師・きゅう師)を持った、経験豊富な鍼灸師を選びましょう。
  • 正確な情報伝達
    ご自身の症状、既往歴、現在服用中のお薬、アレルギー、妊娠の可能性など、正確な情報を鍼灸師に伝えることが非常に重要です。
  • 過度な期待と誤解
    鍼灸治療は万能ではありません。効果の現れ方には個人差があり、症状や状態によっては改善に時間がかかる場合や、西洋医学的な治療が優先される場合もあります。
  • 好転反応について
    施術後、一時的にだるさや眠気、または症状が少し強く感じられること(好転反応)がありますが、これは身体が良い方向へ変化しているサインであることが多いです。通常は1~2日で治まりますが、ご不安な場合は遠慮なくご相談ください。

ひごころ治療院では、これらの点を踏まえ、患者様お一人おひとりに丁寧なカウンセリングと説明を行い、ご納得いただいた上で、安全で最適な鍼灸治療をご提供いたします。 どんな些細なことでも、お気軽にご相談ください。

  1. NIHアメリカ国立衛生研究所 
    National Institutes of Health。アメリカ合衆国の保健福祉省公衆衛生局に属する医学研究機関で、1887年に設立された合衆国で最も古い歴史を持つ拠点の一つです。生物医学と公衆衛生分野で世界をリードし、様々な疾病の研究、予防、治療に関する多くのプロジェクトを実施しています。NIHは複数の研究所とセンターで構成され、それぞれが特定の医学分野に焦点を当てています。 ↩︎