にきび

スイセン

にきびの原因 と東洋医学的治療法

症状

にきびの原因

にきびの原因は、ホルモンビタミンの過不足消化器系の変調自律神経の異常などとなかなか複雑で細菌感染が誘因で起こる場合もあり、脂性の人にできやすいです。

ただ、にきび数個くらいでは病といえず、多数できて目立つようなときに、初めて病気といえると思います。

したがって、東洋医学の治療では、一つもできないようにすることも心がけますが、治療の根本方針は、目立たなくすることであります。

鍼灸治療

主要なツボ

手部  「合谷
背部  「大椎」、「肺兪」、「三焦兪」、「腎兪
胸部  「中府
腹部  「巨闕」、「期門」、「肓兪」、「大巨

などがポイントになります。

治療法

まずは、背中の「肺兪」、腰の「三焦兪」、「腎兪」を治療します。背中の「大椎」はにきびのときに反応が出やすいツボなので、強い反応がある場合は治療に加えます。

次に、胸の「中府」、お腹の「巨闕」、左右の「期門」、「肓兪」、「大巨」を治療します。

「合谷」は、顔や頭の症状に効くツボなので、ここもよく治療をする必要があります。

治療は、マッサージ・指圧、きゅうやはり、いずれも効果的ですが、灸の場合は、知熱灸とショウガ灸が特に効果があります。3~5週間、根気よく続けると効果はあらわれてきます。

なお、にきびの大敵は便秘なので、便秘のある場合は、その治療もあわせて行います。

食べて改善

ナッツ類など脂肪分の多いや、チョコレートなどの甘いものの摂り過ぎを避け、老廃物や熱を取り去る食材で美肌を保ちます。

体内の老廃物をとりのぞく

小豆、緑豆、エノキタケ、カブ、サトイモ、タケノコ、ニラ、昆布、海苔、しょうゆ、みそ、ごま油、なたね油など

熱をとり、肌の炎症を鎮める

ハトムギ、豆類、キュウリ、ゴボウ、小松菜、セロリ、ナス、パイナップル、レモン、海藻など

熱を冷まし、炎症から出血を止める

キクラゲ、トマト、スッポン、塩など

体からのSOS

謎の肌荒れ・・・腸内環境の悪化

肌荒れの原因は、血液に入ったおなら・・・せい?

肌は体の不調が一番あらわれやすい場所です。肌の調子を見れば、健康状態が分かるといっても過言ではありません。しかし、一口に肌荒れといっても原因は様々です。紫外線や乾燥、化粧品・衣類の刺激などでも肌荒れは起こります。ただし、これらは全て原因となる刺激を取り除けば改善できます。

注意したいのは、体の中に原因がある肌荒れです。思い当たるふしがないのに急に肌が荒れてきたといった場合は、腸内環境を疑ってください。実は、腸内環境は皮膚と密接な関係があります。

人間の腸内には細菌がたくさん存在していて、そのうち善玉菌と呼ばれる、消化を助けたり、免疫機能を支えたり、人間自身では作れないビタミンをつくったりする菌が存在します。一方、食べ物を消化するときに硫化水素や二酸化硫黄など臭いおならのもととなる物質を分泌する悪玉菌も存在します。

腸内環境のバランスがくずれ悪玉菌が多くなると、有害なガスが腸内にたまり、それはおならとして体外に放出されますが、その一部は腸の壁から吸収され血液にのり、皮ふまで届いた結果、肌荒れの原因となります。

つまり、肌荒れの原因は、腸内環境の悪化が皮膚にあらわれたものといえます。にきび、吹き出物、肌の乾燥、湿疹など、心当たりのない肌荒れが出た場合は、腸内環境の悪化を疑うべきであります。便秘や下痢が続いている人は要注意です。

悪玉菌が増えると、悪玉菌が糖を欲しがり、その結果ヒトも糖分を欲するようになり、肥満になるという報告もあります。

また、腸は免疫系統ともかかわるがあるので、腸環境の悪化は、風邪やインフルエンザ、新型コロナウィルスなどの病気にもかかりやすくなりかもしれません。

腸環境を整えるには、善玉菌の勢力を増やす必要があります。善玉菌が含まれる発酵食品や善玉菌のエサとなるオリゴ糖をとることが効果的です。そして、悪玉菌のエサとなる、肉とくに牛肉やアルコール、ハム、ソーセージは控えましょう。

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