顔のけいれん

症状

顔には三叉神経と顔面神経の二つの神経がめぐっています。

三叉神経は、痛さ温かさ冷たさなどを感じるもので、この神経が侵されると鋭い痛みが起こります。

顔面神経は、顔の筋肉の運動を支配していますが、この神経が侵された場合は、顔が能面のように麻痺する顔面神経麻痺がおこるほかに、顔の皮膚がピクピクする顔面けいれんが起こります。

顔の皮膚は、体の他の皮膚と異なり筋肉と一体になっています。そのため、顔の筋肉を伸縮する顔面神経の働きによって、筋肉と同時に皮膚も伸縮させ、様々な表情を作り出すことができます。

顔のけいれんは、その大事な顔面神経の機能の高ぶり、目や口の周りの筋肉を適当に調整することができないために起こります。その際、痛みを伴うことがあります。

原因不明で起こる顔のけいれんや痛みは、更年期の女性に多く発症します。

顔のけいれんの中で最も多いのは、三叉神経痛や生殖器病による反射的なけいれん、および精神緊張や感性興奮による心身症の一症状としてあらわれるでものあります。

反射的なけいれんの場合は、鍼灸治療と専門医の治療とあわせて行うことが望ましいです。特に眼輪筋のけいれんの場合、まぶたが閉じたままになる強直性タイプと、ピクピクと閉じたり開いたりする間代性タイプとありますが、後者の場合、一過性にけいれんがおさまっても習慣化する恐れがあるので要注意です。

鍼灸治療

主要なツボ

顔のけいれんには、

「睛明」、「四白」、「顴髎」、「下関」、「地倉」、「翳風」

などを用います。

痛みを伴う場合には、

後ろ首の 「天柱」、「風池」
肩の   「肩井」、「曲垣」
首の前の 「人迎」
顔の   「攅竹」、「陽白」、「大迎」

などを加えます。

治療法

最初に、首から肩にかけての緊張をとるために、「天柱」、「風池」、「曲垣」などを刺激します。

次に、顔のどの筋肉がけいれんしているかを確認します。

目頭の「睛明」、眉の内側の「攅竹」、さらに眉の外側の「瞳子髎」、目尻の「絲竹空」などを刺激します。

頬がピクピクするときは、頬の「顴髎」、「下関」などを刺激します。

唇がピクピクするときは、「四白」、「地倉」、「翳風」、「承漿」を刺激します。

メモ

顔のけいれんには、首筋や顔などをマッサージをしたり、ホットタオルで温めたりしてから、施術することがコツです。マッサージは、首筋は耳の下から喉へ向けて、顔面は内から外へ向けて行います。

灸治療は、顔に痕を残せないので、上述のツボに温灸や知熱灸、ニンニク灸、ショウガ灸などで痕をつけずに、症状を効果的に和らげることが出来ます。

顔がピクピクけいれんする場合

顔の筋肉がピクピクとけいれんして痛む場合、とりあえずの対処方法として以下の方法があります。

耳たぶの下にある「翳風」と耳の前方にある「下関」の二つのツボを押します。押し方のコツは、親指で長めにそして強めの圧で、5秒くらい押しこねて、また押すということを数回繰り返しますと、けいれんが静まります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です