ひざの痛み(変形性膝関節症)

なぜ治らない?「軟骨のすり減り」だけではない痛みの正体

病院の検査では、「軟骨がすり減り、骨同士がぶつかっているから痛い」と説明されるのが一般的です。しかし、実は軟骨そのものには神経が通っていないため、軟骨が減ること自体が直接的な痛みの原因ではありません。

痛みの本当の正体は、関節を包む袋(関節包)や周囲の靭帯・筋肉に生じた「激しい炎症」と、慢性的な「血行不良」です。

長年の身体の使い方の癖、骨盤の歪み、そして体重の増加などによって膝の一部に過剰な負荷がかかり続け、周囲の組織が悲鳴を上げている状態なのです。 「痛くて動かせない」→「周囲の筋肉が衰える」→「さらに膝への負担が増え、痛みが悪化する」という負のスパイラルに陥っていることが、変形性膝関節症が治りにくい最大の理由です。

対症療法(水を抜く・注射を打つ)の限界と悪循環

膝関節に炎症が起きると、身体は関節の動きを滑らかにし、その熱(火事)を冷ますために「関節液」を過剰に分泌します。これが「膝に水が溜まる(関節水腫)」という現象です。

この水を注射器で抜けば、たしかに関節の圧迫感は消えます。 しかし、炎症という「火事」の根本原因を放置したまま水だけを抜いても、身体は再び火を消そうとして、すぐに新しい水を溜め始めます。 また、外部から潤滑油(ヒアルロン酸)を補充し続けても、身体自身が潤滑油を作り出す機能(自己治癒力)が回復しなければ、注射をやめた途端に元の状態に戻ってしまいます。

まずは、対症療法は「結果」に対する処置であり、「原因」を解決するものではないという事実を深く理解することが大切です。

東洋医学が読み解く、膝の痛みと「じん」「水滞すいたい」の関係

では、膝の痛みを根本から見直すにはどうすればよいのでしょうか。東洋医学では、膝の不調を以下の2つの全身バランスの崩れから読み解きます。

つまり、変形性膝関節症の根本改善には、膝だけを見るのではなく、水分代謝を整えて冷えを取り除き、「腎」の力を養うという、身体全体へのアプローチが不可欠なのです。

当院の施術内容 ~ 痛い膝に負担をかけない「最小限の刺激」

炎症を起こして熱を持ち、腫れ上がっている膝に対して、強いマッサージをしたり、太い鍼を深く刺したりすることは、かえって組織を傷つけ、回復を遅らせる原因となります。当院では「納得なき施術はしない」という信条のもと、必要最小限の極めて優しい刺激で施術を行います。

やってはいけない!膝の痛みを悪化させる3つの習慣

ご家庭でできるケア ~ 膝を支える「簡単・安全エクササイズ」

痛みのない範囲で、ご自宅で毎日行っていただきたい安全な運動です。

足上げ運動(寝ながらできる筋力強化)

仰向けに寝て、片方の膝を立てます。伸ばしている方の足のつま先を天井に向け、床から10cmほどゆっくりと持ち上げ、5秒間キープしてゆっくり下ろします。これを左右20回ずつ行います。膝に体重の負荷をかけずに、膝を守る太ももの筋肉(大腿四頭筋)を鍛えることができます。

お風呂での温めとマッサージ

入浴時、湯船に浸かりながら膝のお皿の周りを優しく(皮膚をこすらないように)手のひらで包み込むようにマッサージしてください。膝関節が温まり、血行が促進されます。

よくあるご質問

はい、全く問題ありません。痛みが強すぎる場合は、お薬で痛みをコントロールしながら、鍼灸で「炎症を鎮める力(自己治癒力)」と「全身の水分代謝」を根本から整えていくのが最も安全で効果的です。

関節の変形(骨棘の形成など)が末期まで進行している場合、完全に元通り正座ができるようになるのは難しいこともあります。しかし、鍼灸で筋肉の拘縮(強張り)を緩め、痛みを軽減させることで、「階段の上り下りが楽になる」「歩くのが苦痛でなくなる」など、日常生活の質(QOL)を大きく引き上げることは十分に可能です。

当院の施術は、患者様の体力やその日の状態に合わせた「必要最小限の優しい刺激」です。ご高齢の方でも身体に負担をかけることなく、むしろ施術中に深くリラックスして眠ってしまう方がほとんどですので、安心してご相談ください。

川崎市中原区の鍼灸院「ひごころ治療院」の外観を描いた、温かみのある緑色の鉛筆画イラスト

「もう手術しかないのだろうか」と諦めていませんか?

今の状態を放置して、ただ痛み止めと水抜きを繰り返していると

筋肉が完全に衰えて腰まで曲がってしまい、歩行が困難になることで寝たきりのリスクを大きく高めてしまいます。

ですが逆に

今、東洋医学の力で全身の「冷え」と「水滞」を整え、膝周辺の血流を回復させれば、身体は必ず修復に向かい、自分の足で痛みなく歩き続けられる日々を取り戻すことができます。

まずは武蔵小杉・新丸子の当院へ、一度ご相談ください

「こんな変形した膝でも診てもらえるのだろうか…」
「鍼灸は初めてで少し怖い…」

そんな不安な気持ちのままで構いません。当院は完全予約制のプライベート空間で、患者様のペースに合わせて丁寧に診察を行います。

無理な勧誘や、納得のないまま施術をすすめることは一切いたしません。あなたのお身体が発している声を正確に読み取り、再びご自身の足で健やかに歩むための「回復の余白」を作るお手伝いを全力でさせていただきます。

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ABOUT US
日吉 直之ひごころ治療院 院長/鍼灸学士・はり師・きゅう師(国家資格)
日本初の鍼灸大学である明治鍼灸大学(現・明治国際医療大学)鍼灸学部卒業、鍼灸学士。はり師・きゅう師(国家資格)、介護予防運動指導員。 2001年より鍼灸臨床に携わり、2009年に武蔵小杉・新丸子でひごころ治療院を開院。 「納得なき施術はしない」を信条に、身体の声を翻訳し、必要最小限の刺激で回復の余白をつくる施術を行っています。 新丸子駅 徒歩4分/武蔵小杉駅 徒歩10分・当日予約はお電話で。 所属学会・研究会:日本東洋医学会/公益社団法人全日本鍼灸学会/日本伝統鍼灸学会 明治国際医療大学同窓会「たには会 関東支部」役員