脱毛症

リンゴの花

円形脱毛症でお悩みの方へ|武蔵小杉・新丸子のひごころ治療院

脱毛症の原因 ー鍼灸治療の効果

【目次】

1.脱毛症の原因と症状
2.脱毛症の鍼灸治療
  ・主要なツボ
  ・治療法
  ・円形脱毛症の家庭療法
    頭をブラシで刺激する
    ふけが多い人はふくらはぎを刺激する

脱毛症の原因と症状

正常な人でも、毎日50本以上の髪の毛が自然に抜け落ちて、新しい毛髪に生え変わっているといわれています。しかし、脱毛が著しくなりますと、結果として脱毛症になってしまいます。

症状として多いのは、円形脱毛症と呼ばれるもので、ある日突然前触れもなく頭髪が円形に抜けて、十円玉位の大きさになると脱毛の範囲が広がらなくなります。この円形の脱毛斑は1ヶ所のこともありますが、ときに数を増し、隣の脱毛斑とくっついて、比較的短時間の間に広い範囲で脱毛する場合があります

脱毛の原因は、自律神経や遺伝、男性ホルモン、頭皮の血行不良といわれていますが、はっきりした原因は分かっていません。精神的なストレス乱れた生活習慣などが、皮膚の自律神経系に何らかの形で影響しているかもしれません。

脱毛の回復には個人差があり、数か月かかるが治りますが、2年以上たっても新しい毛が生えてこない場合は重症であります。一般に中年以後の人よりも、若い人のほうが回復が早いです。

その他の異常な脱毛症は、青年期に始まり、額の両側が禿げ上がっていく若年性脱毛症や、中年以降に起こる老人性脱毛症全身病による脱毛症があります。

元気な毛根

鍼灸治療では、精神的なストレス、神経質な性格などと密接して心身不調和の一症状として起こる円形脱毛症に、体調を変化させる変調療法として効果があります。また、中年以降でも軽い脱毛症ならば、ツボ刺激によって体調を整えますと、ある程度の予防としての効果を期待できます。

脱毛症の鍼灸治療

主要なツボ

頭部 「百会
首  「天柱」、「風池
背部 「大椎」、「身柱」、「肺兪
   「腎兪
肩部 「中府
腹部 「中脘」、「関元
手部 「曲池」、「孔最」、「大淵
   「合谷

など中心になります。頭のツボは、頭の表面の血液循環を改善するため、また、腰やお腹のツボは、全身状態をよくするために用います。

治療法

脱毛症には灸治療をすると効果が高まります。頭の頂が脱毛していれば、頭の「百会」、「通天」、「承霊」を、頭の横が抜けていれば「懸釐」を、後ろであれば「天柱」、「風池」などを治療します。

どこが脱毛している場合でも、「天柱」、「腎兪」、「中脘」、「関元」、「合谷」などは、全身調整の意味で治療を行います。灸治療をするのであれば、半米粒大のもぐさで、各ツボに3~5壮すえ、5日連続すえて、2日休むというペースで、十分回復するまで続けます。鍼治療も上述のツボから選択します。

円形脱毛症の家庭療法

頭をブラシで刺激する

円形脱毛症になったら、必ず行わなければいけないのは頭の皮膚の刺激であります。ブラシなどで頭全体をまんべんなく叩き、頭が少しかゆみを覚える程度の刺激を、1日2回ほど与えます。1回に2~3分、朝、晩の2回刺激をします。ただし、皮膚を傷つけないことと、清潔なものでたたくことが注意てんであります。

ふけが多い人はふくらはぎを刺激する

ふけ症も長く続くと、毛髪が薄くなることがあります。このような場合は、足の内くるぶしから3指幅分のところの「三陰交」をこねるように指圧します。ショウガ灸やニンニク灸も効果があります。

また、いつも髪の清潔に心掛け、頭をマッサージし、血液循環をよくしておくも大切であります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です