しもやけの原因
鍼灸治療による体質改善と予防
「毎年、冬になると手足の指が赤く腫れて、
かゆくてたまらない…」
「一度しもやけになるとなかなか治らず、
ジンジン痛む…」
つらいしもやけ(凍瘡)、単なる寒さのせいだと諦めていませんか?
この記事では、しもやけがなぜ起こるのか、その根本的な原因、そして東洋医学に基づく鍼灸治療がどのように体質改善をサポートし、つらい症状を予防・改善できるのかについて詳しく解説します。
【目次】
1.しもやけとは?
~その原因と主な症状~
しもやけが起こるメカニズム

しもやけは、寒さや冷えによって、身体の末端(手や足の指、耳、鼻など)にある毛細血管の血流が悪くなり、貧血やうっ血が生じることで起こる皮膚の炎症です。 その結果、皮膚が赤黒く変化し、パンパンに腫れあがります。
- 主な症状
私たちの手や足の先は、正常な状態であれば30~34℃程度の温度が保たれていますが、血行が悪い方は、時に氷のように冷たくなっています。しもやけは、このような末梢循環の悪い状態になっている方に起こりやすいのです。
東洋医学の視点 体質と血行不良
東洋医学では、しもやけを単に「寒さによる皮膚のトラブル」としてだけではなく、しもやけになりやすい「体質」や「体調」に根本的な原因があると考えます。 もちろん、お灸などで患部を温めると、即座にかゆみが止まることもありますが、治療のポイントはしもやけになりやすい体質そのものを改善していくことに置きます。
- ひびやあかぎれとの関連
しもやけと同様に、ひびやあかぎれも、皮膚から分泌される皮脂と汗の量のバランスが崩れたり、血液循環が悪く、皮膚に十分な栄養が行き渡らなかったりする場合に起こりやすくなります。これらもまた、寒さや冷えが引き金となります。 - 自律神経と内臓の働き
皮脂や汗の分泌を調整しているのは自律神経系です。東洋医学の鍼灸治療は、この自律神経と、それに関連する内臓の働きを円滑にすることで、体質・体調を整え、血液循環を良くし、皮膚の隅々まで栄養を届けます。 その結果として、自ずとしもやけやひび、あかぎれも解消されていくのです。
2.しもやけに対する鍼灸治療
鍼灸治療がしもやけに効果的な理由
- 血行促進
鍼や灸の刺激は、収縮した末梢血管を拡張させ、手足の隅々までの血流を改善します。 - 自律神経の調整
寒暖差に対する血管の反応をコントロールしている自律神経のバランスを整え、過剰な血管収縮を防ぎます。 - 体質改善
東洋医学でいう「気」や「血」の巡りを良くし、内臓の働きを高めることで、身体が内側から熱を生み出しやすい、冷えにくい体質へと導きます。 - 症状の緩和
患部への直接的なアプローチ(お灸など)により、つらいかゆみや痛みを和らげます。
症状緩和に効果が期待できる主要なツボの例
しもやけの治療や体質改善には、以下のツボを中心に施術します。
具体的な鍼灸治療法
お灸の活用
しもやけの治療には、お灸(灸治療)が高い効果を発揮します。 上記のツボに、半米粒大のもぐさを1カ所に3~5壮すえます。熱さがマイルドな知熱灸や温灸でも良いでしょう。 かゆみが強い患部に直接(またはその周辺に)お灸を行うと、かゆみが速やかに軽減することが期待できます。
3.ご家庭でできる!
しもやけの予防とセルフケア
予防を始めるベストな時期
しもやけは、一度なってしまうと治りにくいものです。 こうしたツボ刺激や体質改善は、本格的な寒さが来る前の晩秋あたりから始めると、その冬のしもやけを効果的に予防することができます。 不思議なことに、鍼灸治療でしもやけが改善される方は、それに伴って風邪をひきにくくなるなど、目に見えて身体全体が丈夫になる傾向があります。
日常生活での注意点
- 水仕事の後はすぐに拭く
しもやけができやすい体質の方は、水仕事をした後には、水分をよく拭き取り、皮膚を常に乾燥させておくことが大切です。濡れたまま放置すると、気化熱で急激に体温が奪われ、血行不良の原因となります。 - 保温を徹底する
手袋、厚手の靴下、レッグウォーマー、ネックウォーマー、耳当てなどを活用し、手足や首、耳といった末端を冷たい外気にさらさないようにしましょう。 - 締め付ける衣類は避ける
きつい靴や靴下、下着は血行を妨げます。少しゆとりのあるものを選びましょう。 - 適度な運動
ウォーキングや軽い体操などで、全身の血行を促進する習慣をつけましょう。 - 入浴
シャワーだけでなく、ぬるめのお湯にゆっくり浸かり、身体を芯から温めましょう。入浴後に手足の指をマッサージするのも効果的です。
ひごころ治療院では、あなたのつらい症状の改善はもちろん、再発しないための身体づくりと生活習慣のアドバイスまで、トータルでサポートさせていただきます。









