ED(勃起不全)は、
全身からのSOS。
薬で一時的に凌ぐのではなく、
「生命力」そのものを再生する
鍼灸治療
「以前のような自信が持てない」
「パートナーとの関係に
引け目を感じてしまう」
「薬を使えばなんとかなるが、
根本的に治った気がしない」
男性にとって、性の悩みは尊厳に関わる非常にデリケートな問題です。誰にも相談できず、一人で抱え込んでいる方も多いのではないでしょうか。 しかし、東洋医学の視点で見れば、ED(勃起不全)は決して恥ずべきことでも、局所だけの問題でもありません。それは、過労やストレス、加齢によって、あなたの身体を支える「根源的な生命エネルギー」が不足しているという、身体からの切実なサインです。
ひごころ治療院では、EDを単なる機能障害としてではなく、心身全体のバランスの乱れとして読み解きます。薬で無理やり反応させるのではなく、身体の内側から溢れる活力を取り戻すための、誠実な治療をご提案します。
1.なぜEDは起こるのか?
東洋医学が考える「腎」と「肝」
ED(勃起不全)の定義

一般的に「インポテンツ」というと、陰茎の勃起不全・勃起不能だけを指す傾向がありますが、実際の性行為は、①性欲 → ②勃起 → ③挿入 → ④オルガスムス → ⑤射精 → ⑥勃起の消退 という一連の生理作用によって成り立っています。
ED(Erectile Dysfunction=勃起不全)とは、医学的には「満足な性行為を行うに十分な勃起を得られないか、または維持できない状態」を指し、広い意味では、この一連の過程のどこかに不完全・不能な部分があり、性行為が円滑に行えない状態の総称と考えることができます。
EDを引き起こす主な原因
(心因性・器質性など)
EDの原因には、大きく分けて以下のタイプがあります。
- 心因性ED
心理的・精神的な要因が主な原因となるもので、EDの中で最も多いと言われています。- 性行為への不安や自信喪失
過去の失敗体験(トラウマ)や、パートナーとの関係性の悩みなど。 - 精神的ストレス
仕事や日常生活での過度なストレス、うつ状態、不安感など。 - 誤った情報や思い込み。
- 性行為への不安や自信喪失
- 器質性ED
身体的な病気や障害が原因となるものです。- 血管系の障害
動脈硬化、高血圧、糖尿病などにより、陰茎への血流が悪くなる。 - 神経系の障害
糖尿病性神経障害、脊髄損傷、脳卒中、前立腺がんの手術などによる神経の損傷。 - 内分泌系の障害
男性ホルモン(テストステロン)の低下(男性更年期障害など)。 - その他
薬の副作用(一部の降圧剤、抗うつ薬など)、怪我による陰茎自体の損傷など。
- 血管系の障害
- 混合性ED
心因性と器質性の両方の要因が絡み合っているものです。
東洋医学で考えるEDと「腎虚」
東洋医学では、EDのような生殖機能や精力減退に関する症状を、主に「腎虚」という状態で捉えます。 東洋医学でいう「腎」とは、現代医学の腎臓の機能だけでなく、生命エネルギーの源(先天の元気)を蓄え、成長・発育・生殖を司る、非常に重要な臓腑と考えられています。 加齢や過労、ストレスなどでこの「腎」の機能が低下(腎虚)すると、EDの症状が現れやすくなると考え、鍼灸治療では、この「腎」の機能を高めるツボを中心にアプローチしていきます。
【重要】まずは専門医への相談を
EDの原因には、上記のように様々な病気が隠れている可能性があります。 まずは泌尿器科や専門のクリニックを受診し、原因を特定することが非常に重要です。器質的な障害がある場合には、医師による適切な治療を受けることが第一選択となります。
特に、心理的・精神的な要因が強いと考えられる場合や、原因不明の場合に、鍼灸治療は優れた効果を発揮することが期待できます。
▶関連ページ:腰痛について
▶関連ページ:腎臓病について
▶関連ページ:精力増強について
2.薬に頼る対症療法と、
鍼灸による根本改善の違い
ED治療薬(バイアグラなど)は、血管を強制的に拡張させ、血流を改善する優れた効果があります。しかし、それはあくまで一時的な「補助」に過ぎません。 バッテリー(腎気)自体が弱っていたり、送電線(神経や気血の巡り)がストレスで遮断されていたりする状態で、薬で無理やりエンジンを動かし続ければ、身体への負担は計り知れません。
鍼灸治療の目的は、薬を使わなくても自然に反応できる「身体の土台」を作り直すことです。 消耗した「腎」を補い、張り詰めた「肝」を緩める。この両輪のアプローチによって、性機能だけでなく、全身の倦怠感や不眠、精神的な不安感も同時に解消へと導きます。
鍼灸がEDの改善に効果的な理由
鍼灸治療は、特定のツボを刺激することで、血流や神経機能を改善し、身体全体のバランスを整え、EDの根本原因にアプローチします。
- 体力・精力(気)の向上
全身の気血の巡りを良くし、身体が本来持つ活力を高めます。 - 血流改善
骨盤内や下腹部への血流を促進し、勃起に必要な血液が陰茎に集まりやすい状態を作ります。 - 自律神経の調整
性機能をコントロールする自律神経のバランスを整え、リラックス(副交感神経優位)しやすい状態へと導き、精神的な緊張を和らげます。 - ホルモンバランスの調整サポート
「腎」の機能を高めることで、ホルモンバランスの乱れを整える手助けをします。
3.「納得なき施術はしない」
心と身体のバリアを解くアプローチ
当院では、患者様が安心して治療を受けられるよう、プライバシーへの配慮はもちろん、丁寧な説明と同意(インフォームドコンセント)を徹底しています。
- 必要最小限の優しい刺激
心身が疲弊している状態の方に、強い刺激は逆効果です。髪の毛ほどの細い鍼と、じんわり温かいお灸で、副交感神経(リラックス)のスイッチを優しく入れ、回復のための「余白(寛かい)」を作ります。 - 局所への施術は行いません
ED治療といっても、陰部への直接的な鍼や接触は一切行いません。手足や背中、お腹にある、生殖機能と深く関わるツボ(経穴)を使用します。 - 脈とお腹から原因を探る
脈の強弱やお腹の冷え・硬さを診ることで、「今は腎が弱っているのか」「ストレス(肝)が強いのか」を見極め、最適なツボを選択します。
症状緩和に効果が期待できる主要なツボの例
EDの改善や精力増強には、以下のツボが重要なポイントとなります。
具体的な鍼灸治療法(鍼と灸の組み合わせ)
ひごころ治療院では、お一人おひとりの体質や原因に合わせた、全身的なアプローチを重視します。
施術の方法
インポテンツ(ED)の治療には、マッサージや指圧も一定の効果がありますが、鍼灸治療はさらに高い有効性を示します。 特にお灸(灸治療)は、身体を芯から温め、機能を高めるのに適しています。「心兪」、「腎兪」、「次髎」、「中脘」、「肓兪」、「中極」、「足三里」、「太渓」などに絞って、1カ所に半米粒大のもぐさを3~5壮、根気よく続けることが大切です。「3週間続けて1週間休む」といったローテーションも良いでしょう。
治療に関する疑問解消

4.活力を取り戻すための
主要なツボとセルフケア
自宅でできるツボマッサージ
これらのツボを優しくマッサージすることで、血流改善やリラックス効果が期待できます。
日常生活で心がけたいこと
- バランスの取れた食事
亜鉛(牡蠣、赤身肉など)やタンパク質、ビタミンなどをバランス良く。 - 適度な運動
ウォーキングなどの有酸素運動で血行を促進し、体力をつけましょう。 - 十分な睡眠
ホルモンバランスや自律神経を整える基本です。 - 禁煙、節酒
喫煙は血流を著しく悪化させます。アルコールの過剰摂取も禁物です。 - 心のケアとサポート
ストレスを溜め込まないように、趣味やリラックスできる時間を持ちましょう。パートナーとのオープンなコミュニケーションも非常に大切です。 - 「黒い食材」を摂る
黒豆、黒ごま、海藻類など、黒い色の食材は「腎」を養うとされています。 - 下半身を冷やさない
腰や足首の冷えは、性機能を直撃します。入浴で芯まで温まりましょう。
5.【女性の性機能のお悩み】
不感症について
不感症は、性器の炎症や発育不全といった器質的な原因のほか、性交に対する不安、恐怖、嫌悪感といった心因性の障害によるものが多く見られます。
東洋医学のツボ療法では、以下のツボを中心に鍼灸治療を行うことで、心身の緊張を和らげ、骨盤内の血行を促進し、感受性を高めるお手伝いをします。
- 主要なツボの例:
- 施術の方法
- これらのツボに、米粒大または半米粒大のもぐさで3~5壮お灸をすえます。5日間続けて2日休む、といったサイクルで行います。
- マッサージや指圧を併用するのも良いでしょう。
デリケートなお悩みですが、一人で抱え込まず、ぜひ一度ご相談ください。










【目次】