めまい・立ちくらみ(メニエール症候群)

めまい・立ちくらみの原因と効果的なツボ・対処法

めまい立ちくらみ原因
効果的なツボ対処法

「世界がぐるぐる回るような、
激しいめまいが突然襲ってくる…」
「いつも身体がふわふわして、

まっすぐ歩けない感じがする…」

そんなつらいめまいや、急に襲ってくる立ちくらみ。もしかしたら、原因不明と言われるメニエール症候群かもしれません。西洋医学ではなかなか改善が見られない症状に、古来より伝わる鍼灸や東洋医学の知恵が、あなたの穏やかな回復をサポートできる可能性があります。この記事では、めまいの原因と症状、鍼灸による具体的なアプローチ、そしてご自身でできる生活改善策まで詳しく解説します。

【目次】

  1. めまい・立ちくらみの原因と症状
    • メニエール病とメニエール症候群の違い
    • 東洋医学で考えるめまいの原因
    • 【重要】 まずは専門医の診断を
  2. めまいに対する鍼灸治療
  3. メニエール症候群と上手に付き合うための生活改善策
    • ストレスマネジメントと日常生活での注意点
    • 栄養と体調管理について
  4. 他の耳の疾患との違い
  5. 患者様の声(改善例)

1.めまい・立ちくらみの原因と症状

メニエール病とメニエール症候群の違い

めまいがする人

めまいを主症状とする病気といえば、まず挙げられるのがメニエール病です。

  • メニエール病
    • 原因
      内耳にあるリンパ液の循環障害(内リンパ水腫)が原因とされています。
    • 主な症状
      激しい回転性めまい
      耳鳴り
      難聴(特に低音域)
      耳の閉塞感(耳が詰まった感じ)
      の4つの症状が、同時に、または繰り返し起こることが特徴です。
  • メニエール症候群
    • メニエール病のように、原因や症状が比較的はっきりしているもの以外で、現代医学でもなかなか治療の決め手がないめまいを一括して「メニエール症候群」と呼ぶことがあります。
    • 原因
      ストレス、疲労、気圧の変化、ホルモンバランスの乱れなどが誘因となることがありますが、明確な原因は不明なことが多いです。
    • 症状
      めまい、耳鳴り、難聴などが主ですが、症状の現れ方はメニエール病ほど典型的ではない場合があります。

東洋医学で考えるめまいの原因

東洋医学の臨床経験則から見ると、めまいを訴える患者様は、症状がめまいだけというケースはごく少なく、多くの場合、めまい、立ちくらみ、耳鳴りの3つがセットになっています。

この場合、その背景に血圧の異常(高血圧・低血圧)や動脈硬化といった、全身の血液循環障害が原因となってめまいが起こっていると考えます。特に、高血圧症が関与していることが多いため、鍼灸治療では、高血圧に対するアプローチも同時に行うことが重要になります。

【重要】まずは専門医の診断を

めまいは、時に脳梗塞や脳腫瘍といった、緊急を要する病気のサインである可能性もあります。 鍼灸治療を検討する前に、まずは耳鼻咽喉科神経内科を受診し、重篤な疾患がないことを確認することが非常に重要です。 東洋医学的治療で効果が期待できるのは、主に高血圧や貧血などに伴う非典型的なめまい、あるいは過労や心因性(ノイローゼなど)から起こる症状に対してです。

2.めまいに対する鍼灸治療

鍼灸がめまいに効果的な理由

鍼灸治療は、身体にある特定の経穴(ツボ)を刺激することで、気血の巡りを整え、自律神経のバランスを調整する効果が期待できます。メニエール症候群に対しても、以下のようなアプローチで症状の緩和を目指します。

  • 血行促進
    内耳や脳への血流を改善し、循環障害を是正します。
  • 自律神経の調整
    ストレスや疲労で乱れた自律神経のバランスを整え、めまい発作が起こりにくい状態へと導きます。
  • 内臓機能の調整
    東洋医学でいう「肝」や「腎」といった、めまいと関連の深い臓腑の働きを整えます。
  • 症状の緩和
    めまい、耳鳴り、難聴、耳の閉塞感といったつらい症状を直接的に和らげます。

鍼灸治療は、薬物療法に抵抗がある方や、他の治療法と併用して体質から改善したい方にとって、有効な選択肢の一つとなり得ます。

症状緩和に効果が期待できる主要なツボの例

めまいの症状や体質に合わせて、以下のツボを中心に施術します。

頭部 「百会ひゃくえ」、「頭竅陰あたまきょういん」、「翳風えいふう
首  「天柱てんちゅう」、「風池ふうち」、「完骨かんこつ
背部 「心兪しんゆ」、「肝兪かんゆ」、「腎兪じんゆ
腹部 「鳩尾きゅうび」、「中脘ちゅうかん」、「肓兪こうゆ
足部 「足三里あしさんり」、「丘墟きゅうきょ
手部 「合谷ごうこく

具体的な鍼灸治療法(鍼・灸・パルス)

  1. まず、頭部や首にある「百会」、「天柱」、「風池」、「完骨」、「頭竅陰」、「翳風」などを刺激します。これらのツボは、脳や内耳への血液循環の障害を改善するのに欠かせないポイントであり、ご家庭でいざという時に指圧するだけでも役に立ちます。
  2. つづいて、背部、腹部、手足のツボを刺激し、全身のバランスを整えます。
  3. 急性期の激しいめまいの場合は、指圧やマッサージで効果がある場合もありますが、慢性化したものにはお灸灸治療)も用います。
    • お灸では、「百会」、「風池」、「肩井けんせい」、「腎兪」、「肝兪」、「鳩尾」、「手三里」、「足三里」などが適したツボです。半米粒大のもぐさを、1日1回、1カ所に3壮ずつすえる、といった方法を用います。
  4. 鍼治療と合わせて、微弱な電気を流すパルス通電療法も効果的な場合があります。

治療を受ける上での注意点

専門医との連携
メニエール病や薬剤中毒、あるいは脳の疾患が疑われる場合は、必ず専門医とよく相談しながら治療を進めることが重要です。

お子様のめまい・立ちくらみ
小学生くらいまでのお子様のめまいに対しては、刺激量を減らして治療を行います。お灸であれば、「百会」、「腎兪」、「足三里」に1~2壮すえる程度にします。

耳鳴り

3.メニエール症候群と
上手に付き合うための生活改善策

ストレスマネジメントと日常生活での注意点

  • ストレス管理
    ストレスは発作の大きな誘因です。十分な睡眠、適度な運動、趣味やリラックスできる時間を持つなど、自分に合ったストレス解消法を見つけましょう。
  • 規則正しい生活
    バランスの取れた食事、十分な睡眠時間を確保しましょう。
  • 過労を避ける
    無理なスケジュールは避け、適度に休息を取りましょう。
  • 気圧の変化に注意
    天候の変化や飛行機に乗る際は、体調に注意しましょう。
  • 嗜好品を控える
    アルコール、カフェイン、喫煙は症状を悪化させる可能性があります。

栄養と体調管理について

特定の食品が症状を悪化させるという明確な科学的根拠はまだありませんが、一般的に、塩分の過剰摂取は内リンパ水腫を悪化させる可能性があると言われています。バランスの取れた食事を心がけ、日々の体調の変化に注意することが大切です。

4.他の耳の疾患との違い

めまいは様々な耳の疾患で起こるため、正しい鑑別が重要です。

  • 突発性難聴との違い
    突然片方の耳の聞こえが悪くなる病気です。めまいを伴うこともありますが、メニエール病のように繰り返すことはありません。
  • 耳石症(良性発作性頭位めまい症:BPPV)との違い
    内耳の耳石が剥がれ、三半規管に入ることでめまいが起こります。めまいは回転性ですが、持続時間が短く(数十秒~1分程度)、特定の頭の位置で誘発されるのが特徴です。

5.患者様の声(改善例)

鍼灸治療によってメニエール症候群の症状が改善したという患者様の声は多く報告されています。

「めまいの発作が起きる頻度が減った」
「耳鳴りが小さくなって気にならなくなった」
「ふらつき感が軽減し、

安心して外出できるようになった」

といったお声をいただいています。 ただし、効果には個人差があることをご理解いただく必要があります。

ひごころ治療院では、お一人おひとりの状態に合わせた丁寧な施術で、あなたのつらい症状の改善をサポートいたします。

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