美しい髪を保つためのポイント
ホルモンバランスと鍼灸によるケア
「最近、髪のツヤがなくなり、
パサつきが気になる…」
「抜け毛が増えてきた気がする…」
「髪質から改善して、
健康的で艶やかな髪を取り戻したい…」
美しい髪は、古くから女性美の象徴ともいわれてきました。髪の状態は、見た目の印象を大きく左右するだけでなく、身体の内側の健康状態を映し出す鏡でもあります。
この記事では、東洋医学の視点から、健康で艶やかな髪を育むためのメカニズムと、そのために鍼灸治療がどのように貢献できるのか、ご家庭でできるセルフケアと合わせて詳しく解説します。
【目次】
1.不健康な髪の原因とは?
~ホルモンと血行の視点~
髪の状態を決める主な要因

髪も人それぞれで、乾性毛、脂性毛、あるいは硬い毛、柔らかい毛など、その性質は様々です。しかし、健康で美しい髪を損なう原因には、共通するいくつかの要因があります。
- ホルモンバランスの影響
一般に頭髪は、女性ホルモンによってその成長が促され、豊かさが保たれます。女性ホルモンが活発になると髪は太く艶やかになり、逆に男性ホルモンの働きが相対的に優位になると、髪は細くなり抜けやすくなります。男性で脂性の傾向がある方の頭髪が薄くなるのも、このホルモンバランスが関係しています。 - 内的要因
高熱を出す病気の後や、強い精神的ストレス、栄養不足などによって、一時的に脱毛や切れ毛が増えたり、髪の艶が失われたりすることがあります。 - 外的要因: 白癬菌(はくせんきん)などの感染症によって髪が傷むこともありますが、最も多いのは、不適切なヘアケアや頭皮環境の悪化によるものです。
- 血行不良
髪の毛は、皮膚の一部が変化したものです。毛根にある毛母細胞が、毛細血管から栄養を受け取って細胞分裂を繰り返すことで、髪は成長します。そのため、頭皮の血行が悪くなると、毛髪に必要な栄養分が毛乳頭まで十分に届かなくなり、髪が痩せたり、抜けやすくなったりします。
病気が原因で脱毛や髪質の悪化が起こっている場合は、まず専門医(皮膚科など)による治療を受けることが最優先です。
東洋医学で考える美髪の鍵 「腎」と「血」
東洋医学では、髪の状態を以下のように捉えます。
- 髪は「血の余り(血余)」
身体の「血」が十分に満ち足りていて、初めてその余りが髪に栄養として行き渡ると考えます。貧血気味の方や血行不良の方に、髪のトラブルが多いのはこのためです。 - 髪は「腎の華」
生命エネルギーの源である「腎」の状態は、髪に現れるとされています。「腎」の機能が充実していれば髪は黒く艶やかになり、衰えると白髪や抜け毛が増えると考えます。
いずれにしても、艶やかで美しい髪を育むためには、毛根への栄養供給を高める(血行を促進する)こと、そして身体全体の土台である自律神経や内臓の機能を整えることに治療の重点を置きます。
2.美髪(艶やかな髪)のための鍼灸治療
鍼灸が美髪をサポートする理由
- 頭皮の血行促進
頭部や首、肩周りのツボを刺激し、頭皮への血流を直接的に改善します。 - 自律神経・ホルモンバランスの調整
全身のツボを用いて自律神経とホルモンのバランスを整え、ストレスによる血行不良やホルモン性の抜け毛にアプローチします。 - 内臓機能の向上
東洋医学でいう「腎」や「肝」「脾」といった、髪の状態と深く関連する臓腑の働きを高め、根本的な体質改善を目指します。
美髪ケアに効果が期待できる主要なツボの例
美髪を目指す体質改善には、以下のツボがポイントになります。
具体的な鍼灸治療法
3.ご家庭でできる美髪セルフケア
家庭でのマッサージ
ご家庭でのセルフケアとしては、頭のツボを中心に、ご自身の両手の指先で頭皮をマッサージすることが、美髪を作る良い方法です。
- 方法
髪の毛は意外に強く、1本の毛を根元から引き抜くには約50gの力が必要だといわれています。あまり神経質にならず、心地よい刺激で頭皮の血行を促しましょう。
生活習慣のポイント
- バランスの取れた食事
髪の主成分であるタンパク質や、健康な頭皮を保つためのビタミン、ミネラルをバランス良く摂取しましょう。 - 質の高い睡眠
髪の成長は、睡眠中に活発になります。十分な睡眠時間を確保しましょう。 - ストレスを溜めない
過度なストレスは血行不良やホルモンバランスの乱れを引き起こします。 - 正しいヘアケア
頭皮に合ったシャンプーを選び、爪を立てずに優しく洗うこと、ドライヤーでしっかり乾かすことも大切です。
ひごころ治療院では、あなたの髪のお悩みの背景にある体質を丁寧に見極め、鍼灸治療と生活指導を通じて、健康的で艶やかな髪を取り戻すお手伝いをさせていただきます。










