アレルギー疾患の根本理解 ー リンパ球体質とストレス、治癒への二段階アプローチ
アレルギー疾患は、単に不快な症状として捉えられがちですが、その根底には私たちの免疫システムの奥深い特性が隠されています。特に、特定の体質と環境、生活習慣が「リンパ球過剰」の状態を生み出し、これがアレルギー発症の素地となると考えられています。
免疫学から考えるアレルギー疾患
ーリンパ球人間がアレルギー体質になる
アレルギー疾患に共通するのは、体質、環境、そして生活習慣によって、まずリンパ球過剰体質が形成されることです。いわゆるリンパ球が多い「リンパ球人間」がアレルギー体質になりやすい傾向があります。リンパ球が多いということは、通常顆粒球が関与するような組織障害に陥りにくく、長寿が証明された体質であるため、本来は喜ばしいことでもあります。実際、長寿の人は若い頃、しばしば発熱するなどのアレルギー疾患を「持病」としていたことが聞き取り調査で分かる場合があります。
しかし、この傾向があまりに強くなりすぎると破綻をきたし、ストレスや過剰な抗原刺激によってアレルギーが発症することになります。興味深いことに、アレルギー発症時には例外なく、血中の顆粒球がむしろ増加しています。そして、アレルギー症状が治まった後には、再びリンパ球が多いパターンに戻っています。アレルギー症状の本体は、ストレスから解放されようとする際に副交感神経反射が強く起こることにあるのです。
例えば、しもやけなどの寒冷ストレスから解放されるときに、激しい発赤、発熱、かゆみ、痛みなどの症状が出ます。このとき、再度しもやけの部分を冷やしたり、薬を使ったりして症状を抑えることはできますが、それは治癒ではありません。症状を乗り越えた先にこそ、真の治癒があるのです。
したがって、アレルギーの治療は、①ストレスから解放されること、②リンパ球過剰体質を改善すること、という二つのステップを経て初めて完成されます。対症療法のみではアレルギーから解放されることはありません。










この記事を読めば、免疫について理解できるかと思います。分かりやすく、丁寧に解説するので、ぜひ一緒に学びましょう!
今回の講義の概要
・リンパ球過剰体質とアレルギーの関係
・アレルギー症状発症時の免疫動態と本質
・アレルギー治療への二段階アプローチ