免疫 45

免疫 45 免疫学から考えるアトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎 ー 現代日本に増加する背景と免疫学的な考察

アトピー性皮膚炎は、今や日本の子どもたちに最も多く見られる疾患の一つです。その患者数は急増の一途をたどっていますが、この現象は単なる環境の変化だけでなく、私たちの体質、特に免疫システムの深い変遷と密接に関連していると考えられています。

この記事を読めば、免疫について理解できるかと思います。分かりやすく、丁寧に解説するので、ぜひ一緒に学びましょう!

今回の講義の概要

アトピー性皮膚炎の増加と副交感神経優位体質
副交感神経優位とアレルギー体質の形成 
現代社会の生活様式と免疫バランスの変化

免疫学から考えるアトピー性皮膚炎

今日、日本の子どもたちの間で最も多い疾患の一つがアトピー性皮膚炎です。実際、アトピー性皮膚炎の患者数は急増しており、その原因は子どもたちの体調が副交感神経優位に傾いているためと考えられます。

第二次世界大戦前後の日本は貧しく、衣食住に事欠いていたため、子どもも大人も交感神経優位の体調に傾いていました。寒さや空腹は、生物を最も交感神経優位にさせます。これは、お腹が空いたときに怒りっぽくなることからも理解できるでしょう。

しかし、現在の日本では、衣食住が満ち足りているために体調はリラックスし、副交感神経優位の極限にあると言っても過言ではありません。空腹になればコンビニやスーパーで食べ物が買え、喉が渇いても自動販売機で飲み物が手に入ります。冷蔵庫にも豊富な食べ物が詰まっていることでしょう。

この副交感神経優位の体質をさらに助長するのが、大気汚染です。そもそも副交感神経は分泌現象全般を支配しているため、汚染物質を分泌・排泄しようとする反射が極めて強く起こる体調でもあるのです。

このように、過度なリラックスと大気汚染によって副交感神経優位の体調が形成されます。リンパ球も副交感神経の支配下にあるため、リンパ球の増多が伴い、アレルギー体質が形成されていきます。そして、これが今日のアレルギー疾患全盛時代へと突入する要因となっているのです。

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日吉 直之ひごころ治療院 院長/鍼灸学士・はり師・きゅう師(国家資格)
日本初の鍼灸大学である明治鍼灸大学(現・明治国際医療大学)鍼灸学部卒業、鍼灸学士。はり師・きゅう師(国家資格)、介護予防運動指導員。 2001年より鍼灸臨床に携わり、2009年に武蔵小杉・新丸子でひごころ治療院を開院。 「納得なき施術はしない」を信条に、身体の声を翻訳し、必要最小限の刺激で回復の余白をつくる施術を行っています。 新丸子駅 徒歩4分/武蔵小杉駅 徒歩10分・当日予約はお電話で。 所属学会・研究会:日本東洋医学会/公益社団法人全日本鍼灸学会/日本伝統鍼灸学会 明治国際医療大学同窓会「たには会 関東支部」役員