東洋医学講座 401

東洋医学講座 401 腎と黒色 腎と黒色の関係と働き

シミ・ホクロ・肌の色でわかる「腎」の力

顔にできたシミやホクロ。多くの方は美容の問題として捉えがちですが、東洋医学では、それらが現れる年齢や場所には深い意味があり、生命力を司る「腎」の状態を映し出すサインと考えられています。本稿では、ご年配の方のシミと若い人のシミの違い、そして生まれつきの肌の色や髪質が示す体質の傾向まで、色に隠された身体のメッセージを読み解いていきます。


この記事を読めば、東洋医学について理解できるかと思います。分かりやすく、丁寧に解説するので、ぜひ一緒に学びましょう!

今回の講義の概要

  • シミ(腎斑)は年齢で意味が異なる
    ご年配の方のシミ(腎斑)は自然な老化現象であり、年齢相応のしるしです。しかし、若い人に見られる場合は腎の機能低下のサインと考えられます。
  • 顔はあなたの「履歴書」
    顔に現れるシミやホクロは、その人の体質や過去の経験の記録であり、体からのメッセージと捉えることができます。
  • 肌の色や髪質は体質を示す
    東洋医学では、生まれつき肌の色が黒い人や髪が縮れている人は「腎」の力が旺盛な傾向があるなど、外見的特徴から体質を推測します。

腎と黒色

腎と黒色の関係と働き

腎斑じんぱんが出るのは

シミの一種である「腎斑」は、ご年配の方に見られるのは自然な老化現象であり、むしろ年齢相応のしるしとして良好と捉えることができます。東洋医学では、年齢に応じて身体が変化していくことが自然な状態と考えるため、ご年配の方が若者のように肌つやが良すぎるのは、かえって注意が必要な場合もあります。年齢を重ねても髪が黒々とし、腎斑も全く出ないという状態は、不自然な若さの現れとして、無理を戒めるサインと見なされることもあるのです。

逆に、若い人に見られる腎斑は、腎の機能が低下している分かりやすい証拠と捉えられます。

ホクロも腎斑の一種と考えられ、生まれたばかりの子供にはほとんど見られません。年齢を重ね、生理機能が変化していく過程で少しずつ現れてくるものです。これらはその人の「体質」が作り出すものであり、同時にその人の「気質」も示していると考えられます。顔は、その人の歩んできた「履歴書」のようなものであり、シミやホクロも過去の経験や体質の変化の記録と見なすことができるのです。

また、寒さにさらされると肌が黒ずんで見えることがありますが、これは血行不良を示しています。

一方で、生まれつきの肌の色に関しては、東洋医学的な体質論では次のように考えることがあります。例えば、日差しの強い南方で暮らす人々の肌が黒いのは、厳しい環境で生き抜くために「腎」の力が旺盛である必要があるからではないか、と。

これと比較して、アジア人(黄色人種)は「脾」の働きが中心となる「脾旺体ひおうたい」であるため、腎の力は相対的に異なるとされます。肌の黒い人は「腎旺体じんおうたい」の傾向があり、非常に精力的であると考えられます。髪の毛が縮れているのも、腎の力の強さの現れの一つとされ、精力的であることのしるしと見なされることがあります。

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