免疫 69

免疫学から考える腰痛、ひざ関節痛、肩こり ー 薬を捨てて動く「新しい治療法」

腰痛・ヘルニアは
「安静」では治らない。
薬を捨てて動くべき
「3週間の新常識」 

「ヘルニアだから安静に」「痛み止めで様子を見ましょう」。整形外科でそう言われ、コルセットを巻いて薬を飲み続けていませんか? 免疫学の視点から見ると、その「常識的な治療」こそが、腰痛を難治化させ、椎間板障害を悪化させる最大の要因です。骨の変形があっても3週間で痛みは消える。薬を捨て、体を動かして治す「新しい治療法」の全貌を解説します。

この記事を読めば、免疫について理解できるかと思います。分かりやすく、丁寧に解説するので、ぜひ一緒に学びましょう!

今回の講義の概要

痛み止めが「筋疲労」をつくり、病気を固定化する
痛みは「治癒反応」。薬で止めるのは逆効果
「断薬」と「運動」で、変形があっても3週間で治る

免疫学から考える腰痛、ひざ関節痛、肩こり
薬を捨てて動く「新しい治療法」

腰痛や椎間板ヘルニアの新しい治療

腰痛や椎間板障害を引き起こす根本的な原因は、相対的な筋力低下による「筋疲労」にあります。この筋疲労を引き起こす主な要因は、以下の3つに分類されます。

  1. 運動不足による筋力低下
    日常生活の負荷にも耐えられない状態です。肥満による負担増だけでなく、痩せて筋力が低下している場合も含まれます。加齢に伴う運動不足もここに入ります。
  2. 酷使や同一姿勢による筋疲労
    激しいスポーツをする運動選手や、長時間のデスクワークなど、仕事柄同じ姿勢を続けている人が該当します。
  3. 薬剤(NSAIDsやステロイド)の使用
    痛み止めやステロイドを長期間服用・外用している場合です。これらの薬剤は、生体を交感神経優位の状態に固定してしまうため、全身の血流が低下し、筋肉が萎縮して筋疲労が引き起こされます。

これらの原因で筋疲労が蓄積すると、体は交感神経緊張状態になります。そのため、腰痛だけでなく、易疲労感、高血圧、糖尿病、便秘、不眠、不安感、口の渇きといった他の交感神経症状を伴うことがよくあります。

痛みは「治癒反応」。薬は逆効果

そして、そこから回復しようとして血流が増加したときその治癒反応として「痛み」が出ます。この痛みに対して痛み止め(消炎鎮痛剤)を投与することは、病気に対してむしろ逆効果となります。 もし現在、痛み止めを使用しているのなら、まずはそれを中止し、痛みを引き起こした真の原因(血流不足・筋疲労)を取り除く治療へ切り替える必要があります。つまり、緩やかな運動で血液を送り込み、徐々に運動量を増やして筋力をつけていくのです。

「安静」と「薬」を止める勇気

従来の「安静にして薬を飲む」治療は、かえって関節痛を悪化させます。 新しい治療とは、血流を止めるコルセットや、血流障害・顆粒球増多を招く消炎鎮痛剤の使用を直ちに停止することから始まります。そして、すぐに運動を開始します。軽いものから始め、徐々に負荷を増やしていきます。

鍼灸治療や関節運動学的アプローチ(AKA)、水中運動、漢方薬などを併用して運動器官の血流改善を促すのも有効です。しかし、何よりも「痛み止めを止めること」が先決です。薬を使い続けている限り、どのような良い治療も効果を打ち消され、無意味になってしまうからです。

変形があっても3週間で治る

こうした新しい治療(断薬と血流改善)を開始すると、約3週間で腰痛や椎間板ヘルニア、脊椎分離症などは改善します。脊椎すべり症も同様です。 骨や関節がどれほど破壊されたり変形したりしていても、それが腰痛の程度と一致しないのはこのためです。骨は変形したまま、痛みだけが治癒する場合が多いのです。 このような病気の場合、いくら画像診断が進歩して変形が見つかったとしても、それが必ずしも治療(痛みの消失)とは結びつかないことを知っておくべきです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です