免疫 66

腰痛・ひざ痛が治らないのは「痛み止め」のせい?湿布が招く血流障害と顆粒球の暴走

腰痛・ひざ痛が治らないのは
「痛み止め」のせい?
湿布が招く血流障害と顆粒球の暴走

腰痛やひざの痛みが長引き、病院で処方された痛み止めや湿布を使い続けていませんか? 実は、その「治療」こそが、痛みを慢性化させ、治癒を遠ざけている最大の原因かもしれません。免疫学的に見ると、痛み止め(NSAIDs)は血流を止め、組織を破壊する「顆粒球」を暴走させる増悪剤になり得るのです。骨の変形があっても3〜4週間で完治するための、薬に頼らない真の治療法とは?

ツボ丸くん

この記事を読めば、免疫について理解できるかと思います。分かりやすく、丁寧に解説するので、ぜひ一緒に学びましょう!

今回の講義の概要

慢性痛の正体は「顆粒球」による組織破壊 
痛み止めと湿布は炎症を「悪化」させる 
血流改善こそが唯一の根本治療

免疫学から考える腰痛、ひざ関節痛、肩こり

腰痛・ひざ痛が治らないのは「痛み止め」のせい?湿布が招く血流障害と顆粒球の暴走

若い方からご高齢の方まで、多くの人が腰痛、ひざ関節痛、肩こりに悩まされています。病院ではX線やMRIなどの検査を経て様々な診断がつきますが、治療を始めてもなかなか治らず、むしろ悪化してしまうケースも少なくありません。

これには明確な理由があります。上記のような症状の背景にあるのは、主に顆粒球が関与する炎症だからです。細菌感染を伴わない無菌的な顆粒球の炎症は、化膿性というよりも組織破壊を伴う炎症の性質を持ちます。また、炎症がそれほど強くない場合でも、痛みは血流が回復する際に起こる生体反応(治癒反応)として現れます。

そのため、治療に痛み止め(NSAIDs)やステロイドホルモンを使用すると、これらの薬剤が顆粒球をさらに活性化させるため、腰やひざの炎症はかえって増強してしまいます。痛み止めやステロイドは、リンパ球性の炎症に対しては一時的な抗炎症剤として働きますが、顆粒球性の炎症に対しては増悪剤として働いてしまうからです。

顆粒球の炎症を鎮めるためには、血流を増やす必要があります。しかし、痛み止めやステロイドには血流を低下させる作用があるため、治療としては逆効果になります。痛み止めの成分が入った湿布を貼ると患部が冷たくなることや、ステロイドの使用で「冷え」の症状が出ることからも、血流低下の事実は明らかです。

誤った治療(薬物療法)をやめ、血流を改善する正しい治療を行えば、たとえ骨や椎間板に変形があったとしても、3~4週間ほどで完治します。また、慢性化したリウマチ患者であっても、同様の期間で炎症は治まっていくのです。

新丸子の鍼灸院で肩こりの鍼灸施術
新丸子の鍼灸院で腰痛の鍼灸施術
ひざの痛み(変形性膝関節症)

【保存版】顆粒球かりゅうきゅうとは?
免疫と自律神経の鍵を握る細胞

1. 顆粒球とは?

白血球の一種で、主に次の3つの細胞をまとめた呼び名です。

  • 好中球こうちゅうきゅう:顆粒球の約90%以上を占める主役
  • 好酸球こうさんきゅう
  • 好塩基球こうえんききゅう

臨床で「顆粒球が増えている」という場合、実質的には「好中球=顆粒球」と考えて差し支えありません。

主な役割

  • 細菌や異物を食べて分解する(貪食作用)
  • 強い殺菌物質(活性酸素・酵素)を放出する
  • 「炎症の最前線」で戦う、即応型・消耗型の防衛部隊です。

2.どのようなときに出る?

顆粒球は、脳や体が「戦う必要がある(非常事態だ)」と判断したときに増えます。

主な増加要因

  • 細菌感染
  • 外傷(ケガ)・手術後
  • 強いストレス(精神的・肉体的)
  • 過労・睡眠不足
  • 喫煙
  • ステロイド薬の使用
  • 交感神経が強く緊張している状態

📌 ポイント

顆粒球はウイルスや細菌などの「病原体」だけでなく、ストレス・怒り・緊張・我慢といった「心の戦闘状態」でも増えるのが最大の特徴です。

3. 顆粒球が多いと、体はどんな状態?

ここが最も重要です。顆粒球が増えている時、体内環境は以下のようになっています。

顆粒球優位の体内状態

  • 交感神経優位(常に緊張している)
  • 血管が収縮し、血流が低下している
  • 組織が硬くなり、冷えやすくなる
  • 活性酸素により組織が酸化(サビ)しやすい

起こりやすい症状

  • 肩こり・首こり
  • 腰痛・関節痛
  • 胃痛・胃炎・胃潰瘍
  • 便秘
  • 口内炎・化膿性炎症
  • 皮膚トラブル
  • 高血圧傾向
  • イライラ・焦燥感

📌 諸刃の剣

顆粒球は強力な武器(活性酸素)を持っています。過剰に増えすぎると、敵(細菌)がいないのに自分の組織を攻撃して「焦土化」させてしまうのです。

4.顆粒球が多すぎると何が起きる?

短期的には体を「守って」いますが、長期的には体を「壊して」しまいます。

慢性的な顆粒球過多のリスク

  • 慢性炎症が続く
  • 粘膜障害(胃・腸・喉・鼻などが荒れる)
  • 自律神経の緊張が固定化する
  • 回復力が低下し、疲れが取れない
  • 痛みが取れない体になる

東洋医学的な視点

気が張りつめ、血が巡らない状態」 専門的には「肝気鬱結かんきうっけつ」+「瘀血おけつ」に近い状態と言えます。

5. 逆に顆粒球が少なすぎると?

  • 細菌感染に弱くなる
  • 化膿しにくい(免疫反応が弱い)
  • だるさが強く出る(リンパ球優位・副交感神経過多の行き過ぎ)

👉 大切なのは「多い・少ない」ではなく「バランス中庸)」です。

6. 鍼灸・東洋医学的に見る顆粒球

顆粒球優位の状態は、東洋医学では「交感神経過緊張・ように傾きすぎている状態」と捉えます。

鍼灸治療では以下の3点を行い、顆粒球の“過剰動員”を解除します。

  • 緊張を抜く
  • 血流を戻す
  • 副交感神経を呼び戻す

7.まとめ(超要点)

  • 顆粒球 = 戦闘特化型の白血球
  • ストレス・緊張・我慢で増える
  • 多すぎると、自分の体を攻撃して炎症と痛みを生む
  • 「守る細胞だが、長く居座ると壊す細胞」になる
  • 治療の本質は、薬で抑え込むことではなく、自律神経のバランス調整にある

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