免疫 47

免疫 47 免疫学から考えるアトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎 ー ストレスと免疫バランスの意外な関係

アレルギー体質を持つ人が、必ずしもアトピー性皮膚炎を発症するわけではありません。実は、アトピーの症状が強く現れるのは、あなたが過剰なストレスにさらされ、そこから解放されようとする「回復期」に起こることが多いのです。これは、私たちの体が異物を排出しようとする、ある意味で「治癒反応」とも言える免疫システムの働きによるものです。

この記事を読めば、免疫について理解できるかと思います。分かりやすく、丁寧に解説するので、ぜひ一緒に学びましょう!

今回の講義の概要

アトピー発症の引き金は「ストレスからの解放」 
アレルギー症状は異物排除の治癒反応 
ストレスがアレルギーを引き起こすメカニズム

免疫学から考えるアトピー性皮膚炎

過剰な抗原やストレスにさらされると発症するアトピー

副交感神経優位でリンパ球過剰なアレルギー体質になったとしても、すぐにアトピー性皮膚炎が発症するわけではありません。アトピー性皮膚炎は、過剰なストレスにさらされ、そのストレスから解放されようとするときに発症します。この発症時には、体内の免疫バランスが顆粒球優位のパターンへと一時的に切り替わります。

体内に侵入した抗原は抗原抗体複合体を形成します。生体はこれを希釈し、あるいは体外へ排出しようとして血管を広げ、血流を増加させます。また、発疹を形成し、複合体を直接皮膚から体外へ排泄しようとします。これらは治癒のための反応ではありますが、発疹、下痢、かゆみ、発熱などを伴うため、発症した本人にとってはつらい症状に感じられます。

精神的ストレスや身体的ストレスもアレルギー発症の直接的な誘因となりますが、これには次のような考え方が成り立ちます。人は精神的に不快なものを見たり聞いたりしたときに、吐き気やむかつきをもよおすことがあります。また、疲れすぎると咳や下痢を起こすことがあります。これらはいずれも、分泌や排泄を伴う反応です。

このように、物質的な異物であっても、精神的・身体的ストレスであっても、生体にとっては異物を排泄しようとする副交感神経反射を誘発します。これが、抗体侵入がない場合でもストレスがアレルギー発症の原因となる理由です。

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日吉 直之ひごころ治療院 院長/鍼灸学士・はり師・きゅう師(国家資格)
日本初の鍼灸大学である明治鍼灸大学(現・明治国際医療大学)鍼灸学部卒業、鍼灸学士。はり師・きゅう師(国家資格)、介護予防運動指導員。 2001年より鍼灸臨床に携わり、2009年に武蔵小杉・新丸子でひごころ治療院を開院。 「納得なき施術はしない」を信条に、身体の声を翻訳し、必要最小限の刺激で回復の余白をつくる施術を行っています。 新丸子駅 徒歩4分/武蔵小杉駅 徒歩10分・当日予約はお電話で。 所属学会・研究会:日本東洋医学会/公益社団法人全日本鍼灸学会/日本伝統鍼灸学会 明治国際医療大学同窓会「たには会 関東支部」役員