東洋医学講座 399

東洋医学講座 399 腎と黒色

肌の黒ずみ・くすみは「腎」のサイン? ー 色でわかる健康状態

顔のくすみや目の下のクマ、肌の黒ずみ。これらを単なる美容の問題だと思っていませんか?東洋医学では、身体に現れる「黒っぽい色」は、生命力を司る「腎」の健康状態を映し出す重要なサインと考えられています。本稿では、五行思想における「腎と黒色」の深い関係と、日々の顔色や肌の色から体調を読み解く知恵について解説します。


この記事を読めば、東洋医学について理解できるかと思います。分かりやすく、丁寧に解説するので、ぜひ一緒に学びましょう!

今回の講義の概要

  • 「黒」は「腎」の色
    東洋医学の五行思想では「黒」は生命力を司る「腎」の色とされ、肌や顔に現れる黒っぽい色は腎の働きの状態を反映します。
  • 黒ずみは不調のサイン
    耳の黒ずみは生命力の低下、皮膚の黒い斑点(腎斑)は腎の弱り、一時的な顔のくすみやクマは疲労の蓄積を示すなど、黒ずみの状態は重要な健康の指標となります。
  • 「活気」と「艶」が鍵
    同じ黒でも、活気と艶があれば腎の力が旺盛な証拠です。逆に活気のない黒ずみは、血行不良や機能低下を示しており、注意が必要です。

腎と黒色

人体の生理現象において、「黒色」は血液が凝結し、生命活動を失った状態の色とされています。皮膚上に現れる暗い色は血行不良を示し、組織が生命力を失うと黒ずんで見えるのです。特に、腎の水液代謝が正常に行われなくなり、その生命力が失われると、対応する部位に黒っぽい色が現れると考えられています。

このことから、古人は「腎の色は黒とし、人体の黒は腎の働きの盛衰を示す」と述べてきました。

  • 通常より肌が黒ずむのは、腎の変動を示す。
  • 耳が黒ずみ活気がないのは、生命力の著しい低下を示す。(古くは「十年に至らずして死す」とまで言われた)
  • 皮膚に現れる黒い斑点(腎斑)は、腎の弱りを示す。
  • 冬の寒さにさらされると、血行が悪くなり肌が黒ずんで見える。
  • もともと色黒で活気と艶があるのは、腎の力が旺盛な証拠。逆に活気がないのは腎力が弱いサイン。
  • 一時的に現れる顔のくすみや目の下のクマなどの暗い色は、疲労の蓄積を表す。

腎と黒色の関係と働き

東洋医学では、身体に現れる色を大きく五つに分類し、それぞれを五臓と関連付けて考えます。肝は「青」、心は「赤」、脾は「黄」、肺は「白」、そして腎は「黒」です。

したがって、肌の色にある程度の黒みがあり、そこに活気と艶があれば、それは腎が盛んに働いている証拠です。黒っぽい色は、腎の働きが表面に現れたものと捉えることができるのです。

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