アトピー性皮膚炎 ー アレルギー体質を改善し治癒へ導く方法
アトピー性皮膚炎を根本的に治癒させるには、単に症状を抑えるだけでなく、その背景にある体質そのものを変える必要があります。多量の抗原を避け、精神的・身体的ストレスに対処するだけでなく、日々の生活習慣を通じてアレルギー体質を改善することが、真の治癒への重要なステップとなります。
免疫学から考えるアトピー性皮膚炎
治癒には抗原を避けアレルギー体質を変える
アトピー性皮膚炎の治癒には、抗原を避ける工夫が不可欠です。ハウスダスト、動物の毛、食品など多量の抗原にさらされないよう、家の掃除やペットを室内で飼うのをやめる、抗原性の高い食品を避けるといった対策が有効です。
しかし、これらの抗原と同じくらい、あるいはそれ以上に、精神的・身体的ストレスもアトピー性皮膚炎の発症に関わります。これらのストレスは、異物と同様に交感神経の緊張を招き、そのストレスから回復しようとする際に副交感神経の反射を引き起こします。この反射こそが、アレルギー症状そのものの正体なのです。
そもそもアレルギー反応は、生体が抗原や精神的な異物を体外へ排出しようとする反応であり、抗ヒスタミン剤やステロイド外用剤などは根本的な治療にはなりません。アレルギー体質を持つ人は、ストレスからの回復時の振り幅が大きすぎるため、本来の治癒反応が不快な症状となって現れてしまうのです。
この振り幅を小さくするためには、アレルギー体質を改善する必要があります。アレルギー体質を改善し、リンパ球過剰な状態を正常な体質に戻すには、次のような交感神経を刺激する生活習慣が有効です。
- 転地療法などで排気ガスの吸入を避ける
- こまめな換気や引っ越しなどで、有機溶剤の吸入を避ける
- 過保護から脱却し、規則正しく活動的な生活を送る
- 甘い物や炭酸飲料を控える
- 肥満を改善する
特に、都会の子どもの場合、運動不足や排気ガスの吸入が避けがたい環境にあります。そのため、保育園ぐるみでの乾布摩擦、屋外での運動、日光浴などが有効です。紫外線を浴びて元気に遊びまわることは、副交感神経過剰体質を改善する最も良い方法です。国内の農村や山村への留学で排気ガスから逃れ、また集団生活を経験することで過保護による副交感神経過剰を改善すれば、アトピー性皮膚炎は必ず完治すると考えられます。
アレルギー症状は治癒のための反応なので、これを直接止めようとする治療は無意味であり、むしろシーソーゲームになってしまいます。ステロイド外用剤によって依存症に陥っている場合は、ステロイド離脱を行う必要があります。今日では、アトピー性皮膚炎の病態を正しく理解し、ステロイド離脱を行える医師が増えつつあります。
皮膚もまた一つの排泄臓器であり、環境汚染物質を排泄しようとする生体反射がアトピー性皮膚炎の原因の一つであることを知るべきです。このような理解を持たない医師は、単に対症療法を繰り返すことで、患者を苦しめる結果を招くことになります。また、深い情熱と志を持たなければ、環境汚染を阻止するという高い目標も生まれないでしょう。










この記事を読めば、免疫について理解できるかと思います。分かりやすく、丁寧に解説するので、ぜひ一緒に学びましょう!
今回の講義の概要
・抗原とストレスの排除が治癒の第一歩
・交感神経を刺激し、アレルギー体質を改善
・症状を乗り越えることが真の治癒