あなたの顔が「唯一無二」
である医学的な理由
「同じ病気なら、同じ薬が効くはずだ」――。もしあなたがそう思っているなら、東洋医学の扉を叩いてみてください。そこには「万人には万差あり」という、一人ひとりの個性を徹底的に肯定する世界が広がっています。なぜ人によって顔が違うのか、なぜ同じ治療でも結果が変わるのか。あなたの顔立ちや性格に刻まれた「体質の暗号」を解き明かし、あなただけの健康の答えを見つけるための「個の医学」について解説します。
この記事を読めば、東洋医学について理解できるかと思います。分かりやすく、丁寧に解説するので、ぜひ一緒に学びましょう!
病気の原因は何か

体質と病因
一人ひとりに合わせた「個の医学」
病状を正しく理解するためには、まずその原因である「病因」を知らなければなりません。そして病因を深く探るためには、その土台となっている「体質」や「体力」を把握することが不可欠です。
体質には大きく分けて、両親から受け継いだ天稟の「先天体質」と、生後の生活環境や習慣によって形成された「後天体質」があります。実際の臨床においては、これら二つが複雑に組み合わさった「現在の個体としての体質」を的確に見極めていく必要があります。
人間は皆、同じような形態をしていますが、一人ひとりは全く異なる個性を持っています。個性が異なるということは、それを作り上げている体質もまた異なるということです。 顔の形や性格が千差万別であるように、体質も異なれば、病気の性質(病質)も異なります。だからこそ、同じ症状の病気であっても、ある治療法で治る人もいれば、治らない人もいるのです。
このように、万人には「万差」があります。しかし、一見バラバラに見える個人の体質の中にも、東洋思想における「陰陽」「五行」「三才」といった秩序だった働きが貫かれています。本講座では、この秩序に基づいた体質の系統を、臨床に応用しやすい形で紐解いていきます。
体質と病因の関係を研究する第一歩は、「なぜ人によって顔が違うのか」を考えることにあります。 顔立ちが異なるのは、その人の体力、体質、そして性質が異なるからです。たとえ同じ両親から生まれた兄弟であっても、それぞれが固有の個性と生理的特徴を持っているため、顔も体質も異なります。
五行(五系)のバランスが良好で、かつ高い体力を保持している場合、体質に起因する病因は比較的発生しにくいものです。一方で、特定の体質だからこそ発症しやすい病気というものも存在します。
今後は、健康の基本となっている「体質的なバランス」という根源的な問題に踏み込み、病気の原因について詳しく解説していきます。












今回の講義の概要
病状を理解するには、両親から受け継いだ「先天体質」と生活で作られた「後天体質」の両面から、その人の土壌(体質)を知ることが不可欠である。
一人ひとり顔立ちが異なるのは、体内の五行バランスや生理的特徴が異なるため。この「個体差」があるからこそ、最適な治療法も人によって変わる。
バラバラに見える個人の差異の中にも、陰陽五行という普遍的な秩序が存在する。自分の体質の系統を知ることで、かかりやすい病気を未然に防ぐことが可能になる。