【コラム】 腰痛に悩むあなたへ…その痛み、「骨盤の傾き」が原因かも?日常の意識で改善を目指そう!(2025/05/16)

腰痛は多くの人が抱える悩みですが、その原因には意外な共通点があることをご存知でしょうか。実は、日常生活における「姿勢」が、腰痛になるかどうかの大きな分かれ道となるのです。

あなたの腰痛、原因は「反り腰」かもしれません

長時間にわたるデスクワークやスマートフォンの使用など、現代の生活習慣は知らず知らずのうちに姿勢を崩しがちです。特に注目したいのが「骨盤の位置」。腰痛に悩む方の多くは、骨盤が前に倒れ、腰が反ってしまっている「反り腰」の状態になっています。 この反り腰は、腰の筋肉に常に負担をかけ続け、その積み重ねがやがて痛みとなって現れるのです。

骨盤を立てる鍵は「腸腰筋」

では、どうすればこの「反り腰」を改善できるのでしょうか? 答えは、骨盤を正しい位置に保つこと、つまり「骨盤を立てる」ことです。そして、骨盤を立てるためには、背骨を前に引き上げる役割を持つ「腸腰筋ちょうようきん」(腸骨筋と大腰筋の総称)を適切に使えるようにする必要があります。

骨盤が傾いていると、座っているだけでもバランスを取るために無意識に体が歪み、さらに腰への負担が増すという悪循環に陥ります。つまり、腰痛を予防・改善するためには、この腸腰筋を意識し、骨盤を正しい位置に保つことが非常に重要なのです。

筋トレよりも簡単?日常でできる「骨盤を立てる」意識

腸腰筋を意識すると聞くと、特別な筋トレや体幹トレーニングをイメージするかもしれません。もちろんそれらも効果的ですが、もっと手軽に、日常生活の中で行える方法があります。

それは、「歩いているときや立っているときに、常に骨盤を立てる意識を持つこと」です。 具体的には、下腹部(丹田あたり)に軽く力を入れ、おへそを背骨に近づけるような感覚で、上体はまっすぐ引き上げ、あごを少し引きます。これだけで、自然と骨盤が立った良い状態になります。

最初のうちは意識するのが少し辛いかもしれませんが、続けていくうちに徐々に身体が慣れ、無意識のうちに正しい姿勢を保てるようになってきます。その結果、腰への負担が軽減され、腰痛の予防・改善につながるでしょう。

大切な注意点 ただし、すでに腰に強い痛みが出ている場合や、この姿勢を意識することで痛みが増すような場合は、無理をせず専門医や信頼できる治療家にご相談するようにしてください。

「骨盤を立てる」生活で、より快適な毎日を目指しましょう

日々の生活でほんの少し骨盤を意識するだけで、体幹が安定し、長年の悩みだった腰痛から解放される日が来るかもしれません。正しい姿勢が習慣になれば、つらい痛みに悩まされることも減り、より快適な毎日を送ることができるはずです。

さあ、あなたも今日から「骨盤を立てる」意識生活を始めてみませんか?


【ひごころ治療院からのメッセージ】

今回のコラムが、腰痛でお悩みの方にとって少しでもお役に立てれば幸いです。 正しい姿勢を意識することは非常に大切ですが、長年の癖や体の歪み、筋肉の過度な緊張があると、ご自身だけでの改善が難しい場合もあります。

ひごころ治療院では、腰痛の根本原因にアプローチするための鍼灸治療や整体に加え、お一人おひとりの状態に合わせた正しい姿勢のアドバイスや骨盤調整も行っております。 「セルフケアを試してもなかなか良くならない」「自分の姿勢が正しいか見てほしい」「つらい腰痛から早く解放されたい」という方は、どうぞお気軽に当院にご相談ください。 専門家の視点から、あなたの腰痛改善と健康な身体づくりをサポートさせていただきます。

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