東洋医学講座 411

東洋医学講座 411 

「水」の性質を持つあなたの性格は? ー 壬子と癸亥

東洋思想の根幹をなす「六十甲子」。それは単なる暦ではなく、一つひとつの干支が独自のエネルギーと性質を持っています。今回はその中から、生命力を司る「腎」と同じ「水」の系統に属する「壬子みずのえね」と「癸亥みずのとい」に焦点を当てます。同じ「水」でも、大海と滝のように全く異なる二つの性質。あなたの性格や運命にも、その影響が隠されているかもしれません。


この記事を読めば、東洋医学について理解できるかと思います。分かりやすく、丁寧に解説するので、ぜひ一緒に学びましょう!

今回の講義の概要

  • 干支と五行の関係
    六十甲子の中で、「壬子」と「癸亥」はどちらも五行の「水」に属し、生命力を司る「腎」と深く関連する性質を持ちます。
  • 壬子みずのえねの性質
    広大な大海のように、人情に厚く深い知恵を持つ一方、情に溺れやすい側面も持つ、静かで大きなエネルギーの持ち主です。
  • 癸亥みずのといの性質
    激しい滝のように、情熱的で時に偏見を伴うほどの激しさを持つ性質です。愛情と憎しみが表裏一体で、感情の起伏が急激になりやすい傾向があります。

腎と壬癸・亥子

東洋思想において、「みずのえ」と「みずのと」、「」と「」は、いずれも五行における「水」の性質を持つ符号です。

  • みずのえ
    陽の水
  • みずのと
    陰の水

  • 陽の水

  • 陰の水

このうち、「壬」と「癸」は、天の気を表す十干じっかんに属し、天における水の陰陽を示します。一方、「子」と「亥」は、月の影響など地の気を表す十二支じゅうにしに属し、地における水の働きを表しています。

六十甲子における水の組み合わせ

古来より、この十干と十二支を組み合わせた「六十甲子ろくじっかんし」を用いて、年・月・日・刻といった時の流れが持つ性質を読み解いてきました。この組み合わせには、「陽の干は陽の支と、陰の干は陰の支と結びつく」という法則があります。

この法則に従い、「水」の性質を持つ干支が組み合わさると、「壬子みずのえね」と「癸亥みずのとい」という二つの組み合わせが生まれます。これらは同じ「水」の系統でありながら、その性質は大きく異なります。

壬子みずのえねの性質】

「壬子」は、広大で静かな大海の水に例えられます。

この性質が人の情緒に作用する場合、良い面としては、人情に厚く、慈しみの心(仁心)を持ち、深い知恵を備えるといった特徴として現れます。

一方で、悪い側面としては、情に溺れやすく、色情の問題で悩んだり、その知恵を悪事に用いたりする傾向も持ち合わせます。

癸亥みずのといの性質】

「癸亥」は、「壬子」の大海の水とは対照的に、急な斜面を激しく流れ落ちる滝の水に例えられます。

そのため、その性質は「壬子」に比べてより激しさを伴います。知性や情緒が、時に偏見を伴って激しく現れることがあります。

愛情と憎しみが表裏一体で、感情の起伏が急激になりやすい性質を持つとされます。

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