アレルギー体質はなぜ不利になる?過剰なリラックスと環境汚染の影響
遺伝的にアレルギー体質を持つことは、ウイルスに強く長寿につながるという良い面もあります。しかし、現代の生活環境がもたらす「過剰なリラックス」と特定の物質への曝露が、本来の体質を不利なものに変え、アレルギー疾患の増加につながっていると考えられます。
免疫学から考える気管支喘息
アレルギー体質を不利にする過剰なリラックス
遺伝的に、あるいは体質的にアトピー性皮膚炎や気管支喘息になりやすい人はいます。しかし、このようなアレルギー体質は、長期的に見ればウイルス感染に強く、長寿の体質であると言えます。現在の日本における過剰なリラックスを誘発しやすい環境が、アレルギー体質を不利なものにしているに過ぎません。
例えば、炭酸飲料は過剰なリラックス状態を引き起こします。これは、CO₂が肺から呼吸によって体内に入ると、体内の酸素と反応して炭酸イオン(CO₃²⁻)を形成し、体から酸素を奪うためです。排気ガス中に含まれる二酸化炭素も同様の作用を持っています。今日、二酸化硫黄や二酸化窒素、微小粒子状物質(PM2.5)のみが有害物質として注目されていますが、排気ガスの本体である二酸化炭素自体がアレルギー体質をつくる最大の物質なのです。逆に、エネルギーを消費して体内で酸化物をつくる反応は、交感神経の刺激と連動しています。
ホルムアルデヒドやトルエンなどがシックハウス症候群の原因物質として問題になっています。これらは化学物質過敏症を引き起こすだけでなく、体内に入ったときにベンゼン環の側鎖で酸素を奪うため、同じように副交感神経を刺激してアレルギー体質をつくります。
このように、アレルギー体質を形成する原因を知り、体質改善を行う必要があります。体質改善の核心は、過剰な副交感神経優位な体質を、正常な自律神経のバランスに戻すことにあります。
アレルギー疾患の低年齢化は、離乳食を早く与えすぎることによって起こることも分かってきました。これは、子どもの腸の機能が十分に完成しないうちに異種抗原にさらされ、アレルギー体質が形成されるからです。










この記事を読めば、免疫について理解できるかと思います。分かりやすく、丁寧に解説するので、ぜひ一緒に学びましょう!
今回の講義の概要
・アレルギー体質のメリットとデメリット
・アレルギー体質を助長する現代の要因
・アレルギー疾患の低年齢化と離乳食