家相で最も恐れられる
「北東(鬼門)」の張り欠け
相続と健康を脅かす
危険な凶相とは?
家相学において、北東(艮)は「表鬼門」と呼ばれ、最も注意深く扱われるべき方位です。「変化」や「相続」を司るこの重要な場所は、少しの形の崩れが家運全体に深刻な影響を及ぼします。基本的に「張り」も「欠け」も凶とされる鬼門において、例外的に吉となる条件はあるのでしょうか?また、「張り過ぎ」や「大きな欠け」が招く具体的な災い(相続問題、原因不明の病気など)について、詳しく解説します。
家相における
北東(艮・表鬼門)の重要性
艮の方位、すなわち北東は、家相学において「表鬼門」と呼ばれます。ここは、陰から陽へと気が切り替わる変化の地点であり、「変化」「停止」、そして「相続」を司る非常に重要かつデリケートな方位です。
古くから鬼門は「邪気が入ってくる場所」として恐れられてきましたが、家相学的には、気の流れが不安定になりやすく、不用意に触れるとバランスが崩れやすいために「触ってはいけない場所」とされてきました。また、北東は「相続宮」とも呼ばれ、家の跡継ぎである長男の運気や、財産・伝統の継承に直結する場所でもあります。そのため、この方位の形状は、家の未来を左右すると言っても過言ではありません。
北東(艮)の「張り」の吉凶判断

基本は「張り欠けNG」だが、例外もある
他の多くの方位では「程よい張り」が吉相とされることが多いですが、北東(鬼門)に関しては例外です。基本的に、この方位には「張り」も「欠け」もなく、すっきりとした形であることが理想とされます。不用意な凸凹は、不安定な鬼門の気をさらに乱す原因となるからです。
しかし、例外的に吉とされる場合があります。それは、北東にある「室(部屋)」の部分が、ごくわずかに、バランス良く「程よく張っている」場合です。この絶妙なバランスが保たれている場合に限り、吉相として作用することがあります。
「張り過ぎ」が招く家名
断絶の危機(凶相)
例外的に吉となるのはごく一部のケースであり、北東が不用意に「張り過ぎれば」深刻な凶相となります。
たとえその家の主人が一時的に成功し、一代で莫大な富を得たとしても、その繁栄は長続きしません。主人は短命に終わる傾向があり、その後、二代、三代と代を重ねるごとに家運は衰退していき、ついには家名断絶の憂き目に遭うことになります。
これは、北東が「相続宮」であることが最大の理由です。この方位が張り過ぎによって「犯される(悪い形になる)」と、跡継ぎである長男が健全に生育しません。結果として、他家から養子を迎えて家名を継がざるを得なくなるのです。
北東の張り過ぎによる具体的な病気リスク
北東の張り過ぎは、健康面においても深刻な影響を及ぼします。この方位が司る気の乱れは、体に悪影響を与え、様々な病気の原因となります。
具体的には、胃がんなどの消化器系の重病、神経痛、血液循環の不順、中風(脳卒中の後遺症など)といった症状が現れやすくなります。また、身体障害を負ったり、目や口が不自由になったりするリスクも高まります。最悪の場合、現代医学では解明できないような、原因不明の不治の病にかかる危険性も指摘されています。
北東(艮)の「欠け」の
吉凶判断(大凶相)
跡継ぎが育たず、職業で失敗する
北東が大きく欠け過ぎている場合も、張り過ぎと同様に「相続宮」を傷つけるため、大凶相となります。
この家では男子が順調に成長せず、跡継ぎが育ちません。その結果、やはり養子を迎える相となります。
また、この凶作用は職業面にも現れます。農家であれば大切な田畑や牛馬といった財産を失い、サラリーマンであれば職を離れて失敗するなど、経済的な基盤を揺るがす事態を招きやすくなります。
「気血循環の道」を失う健康被害
北東の大きな欠けは、人体における「気血(エネルギーと血液)循環の道」を失うことを意味します。体の巡りが滞ることで、様々な不調が引き起こされます。
主な症状として、激しい神経痛、中風、身体の障害、血液循環の不順による冷えやしびれ、手足のひきつりなどが起こりやすくなります。また、原因不明の病気や脊椎の病気、鼻の病気や怪我(鼻欠け)、視力障害など、身体の各所に深刻なトラブルが現れる危険性が高まります。
常識外れの災い(古典的な解釈)
気血循環の道が失われることに加え、鬼門が大きく欠けることは、邪気の侵入を許すことにつながります。古典的な家相書では、これを「狐狸妖怪の災い」や「邪気妖怪の災い」があると表現しています。
これは現代的に解釈すれば、常識では考えられないようなトラブル、精神的な錯乱、原因不明の不幸、あるいは犯罪や詐欺被害など、「常識外れの悪い事」が次々と起こることが予想される、非常に危険な状態を指しています。
まとめ
北東(艮・鬼門)は、変化と相続を司る非常にデリケートな方位であり、家相学において最も恐れられる場所です。基本的に「張り」も「欠け」もない、シンプルな形状が最も安全で理想的です。
不用意な「張り過ぎ」は相続宮を犯して家名断絶の危機を招き、「大きな欠け」は跡継ぎが育たず、気血の循環を阻害して深刻な病気や常識外れの災いを引き起こします。鬼門に関しては、「触らぬ神に祟りなし」の精神で、清浄かつ平穏に保つことが最大の防御となります。














この記事を読めば、家相について理解できるかと思います。分かりやすく、丁寧に解説するので、ぜひ一緒に学びましょう!
今回の講義の概要
・北東(鬼門)は「張り欠けNG」が基本
・「張り過ぎ」は相続人が育たず家名断絶の危機
・「大きな欠け」は男子が育たず「気血」が滞る