「北西の張り」は出世の大吉相!
しかし張り過ぎと欠けは
主人が没落する危険も
家相学において、北西(乾)は「家の主人」や「父親」、さらには「天」や「公(社会的地位)」を象徴する、最も格式高い方位の一つです。この方位の間取りが吉相であれば、主人は社会的成功と繁栄を約束されますが、一歩間違えば家運全体を傾かせる深刻な凶相となり得ます。この記事では、「天門」とも呼ばれる北西の「程よい張り」がもたらす大吉運と、絶対に避けなければならない「張り過ぎ」や「欠け」が招く恐ろしい結末について詳しく解説します。
乾(北西)の張り欠け

乾の方位、すなわち北西は、主人、父親、天、公(おおやけ)などを象徴する非常に重要な方位です。
①乾の程よい張りの場合(大吉相)
程よい張りがある場合は、官禄(公職や高い地位)に進み、財産や不動産(田畑)に恵まれ、親族が多く、一族の結束が固く、家業が日々繁栄して、子孫の幸運が長く続く大吉相となります。
この方位は『天門』とも呼ばれ、ここが吉相であることは、天からの恵みや施しを受けることを意味します。
②乾の張り過ぎの場合(凶相)
この方位が張り過ぎているときは、初めは富んでいても、後に衰退していく相となります。
主人は大変傲慢になり、不法な行いをし、不忠不孝な子孫が出て、家名を汚すことになります。このような家相に住むと、目上、公、父親をないがしろにするだけでなく、精神的な病や重い障害を持つ人が出ることがあるとされます。
主人は女性関係(使用人など)で乱れ、妻の嫉妬が強く、争論が絶えません。その結果、妻が精神を病んだり、神経衰弱、癌などを患って亡くなってしまうことがあります。妻がおとなしければ、愛人が妻を退けてその座に就いたり、外部の女性が入り込んで厚かましく妻の座に収まったりします。
その理由は、主人が傲慢なため、世間や部下からの信用を失い、それによって家が衰え、破産するという、養子家系になる相に由来します。
また、乾(北西)や北が大きく張っているということは、相対的に艮(北東)が欠けとなり、長男が死亡するか家出をします。妻が死亡し再婚すれば、後妻は先妻の子である長男を憎み、自分の子(次男以降)を可愛がるので、同じ結果になると言われます。
③乾の欠けの場合(大凶相)
乾の方位が大きく欠けていると、先祖から伝わる家督(跡継ぎの立場)から離れることになります。
公、目上、父親に背き、本家をないがしろにします。公や目上を「天」と見れば、天道に背くことになります。父親を捨てて他郷へ走り(家出し)、父権が下がり、父親としての力が弱くなるので、目下や子供が不忠を働くようになります。
女難、病難、水難、破産、論争を招き、富貴を長く保つことができなくなります。もし富貴があったとしても、代々主人が短命に終わる傾向があります。それゆえ、女系家族となりやすいとされます。
健康面では、眼病や視覚障害に注意が必要です。その他、夫婦不和、再婚や死別といったことから異母兄弟が生まれたり、妻が愛人を作ったり、夫が悪女にうつつを抜かしたりして、破産し、家の守りを失うことがあります。
「張り過ぎ」の場合の放蕩は傲慢さが原因となりますが、「欠け」の場合の放蕩は気が弱くなり、悪女に欺かれることが多いとされます。
これは、北方を守る玄武の守りが欠けているとも見られますが、周囲の状況により判断が変わってきます。八方位の中心から見たとき、極端な張り欠けになるのは良くありません。
中でも絶対に避けるべきとされるのは、東と乾の欠けです。家相学の古典的な考え方では、「女の方位(南西、南東、西)の欠けは多少は良いとされるが、男の方位(北西、東、北東)の欠けはわずかでもいけない」とされています。また、未申(南西)は、たとえ程よい張りであっても避けた方が良いとされています。













この記事を読めば、家相について理解できるかと思います。分かりやすく、丁寧に解説するので、ぜひ一緒に学びましょう!
今回の講義の概要
・「程よい北西の張り」は出世と繁栄の大吉相
・「張り過ぎ」は傲慢と没落を招く凶相
・「北西の欠け」は主人が短命となる絶対避けるべき大凶相