東洋医学講座 391

東洋医学講座 391 腎と耳 耳の種類

耳の形と色でわかる健康・性格・体質診断

人の顔が一人ひとり違うように、耳にも様々な個性があり、その形や色には健康状態や性格、体質に関する多くの情報が隠されていると東洋医学では考えます。本稿では、耳の形や大きさ、厚みの違いが示す意味から、日々の血色の変化でわかる体調のサインまで、耳を通して自分を知るための興味深い観察術を紹介します。


この記事を読めば、東洋医学について理解できるかと思います。分かりやすく、丁寧に解説するので、ぜひ一緒に学びましょう!

今回の講義の概要

  • 耳の形で体質と性格がわかる
    耳の大小、厚薄、耳たぶ(栄養質)、軟骨(筋骨質)、上部(心性質)の形状で、腎力、体力、性格、行動パターンなどの傾向を読み解くことができます。
  • 耳の血色は健康のバロメーター
    耳が黒い、白い、赤黒いなど、その血色の状態から腎や肺の機能低下、血の滞り(瘀血)、疲労の蓄積といった現在の健康状態を推測できます。
  • 耳は「腎の力」を反映する
    耳の大きさや厚みは、東洋医学で生命力の源と考える「腎力(じんりょく)」の強さと深く関連しており、健康状態の重要な指標となります。

腎と耳

耳の種類

人それぞれ顔立ちが異なるように、耳の形や大きさにも個人差があります。耳を大まかに分類すると、次のような特徴と傾向が見られます。 

  • 大きい耳
    一般的に、能力や「腎力じんりょく」も大きく、体力にも恵まれているとされます。思慮深く、常識的で健康的な傾向があります。
  • 小さい耳
    比較的、思考のスケールがコンパクトで、腎力もやや弱い傾向があるとされます。感情豊かで、時に衝動的な行動をとることもあり、無理の利きにくい体質と言えるでしょう。
  • 厚い耳
    耳が大きくて厚みがある場合、脳の働きや腎力が強大で、性格は円満、物質的にも恵まれ、内臓も丈夫な傾向があるとされます。たとえ小さくても、厚みのある耳は、薄い耳よりも腎力があると見なされます。
  • 薄い耳
    脳の働きや腎力がやや弱く、元気に乏しく、根気も少ない傾向があるとされます。内臓も比較的弱いと考えられます。
  • 栄養質の耳
    耳たぶ(垂珠すいじゅ)が大きいタイプで、愛情深く、腎の気が旺盛な人とされます。
  • 筋骨質の耳
    耳の内側の軟骨(内郭ないかく)が発達しているタイプで、活動的で行動力のある人とされます。
  • 心性質の耳
    耳たぶがなく、耳の上部(天輪てんりん)が発達しているタイプで、理知的で優雅な一面がありますが、東洋医学的には腎・膀胱系がやや弱い傾向があるとされます。

血色の見方

耳に関連して、その血色から体調を読み解くことも重要ですので、ここで触れておきます。

  1. 耳が黒ずみ、活気や艶がなく、しぼんだように見える場合
    東洋医学では、生命力の極端な低下を示す「死兆しちょう」の一つと見なされることがあります。 
  2. 常時、耳が白い場合
    肺の機能が低下している可能性が示唆されます。 
  3. 赤み以外の色で、活気や艶がない場合
    腎の機能が低下している可能性が示唆されます。 
  4. 赤黒い色の場合
    瘀血おけつ」(血の滞り)が上半身に及んでいる状態と考えられます。 
  5. 暗くくすんだ色暗蒙色あんもうしょくの場合
    一時的な腎機能の低下や、疲労の蓄積などが考えられます。

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