耳の形と色でわかる健康・性格・体質診断
人の顔が一人ひとり違うように、耳にも様々な個性があり、その形や色には健康状態や性格、体質に関する多くの情報が隠されていると東洋医学では考えます。本稿では、耳の形や大きさ、厚みの違いが示す意味から、日々の血色の変化でわかる体調のサインまで、耳を通して自分を知るための興味深い観察術を紹介します。
この記事を読めば、東洋医学について理解できるかと思います。分かりやすく、丁寧に解説するので、ぜひ一緒に学びましょう!
腎と耳
耳の種類
人それぞれ顔立ちが異なるように、耳の形や大きさにも個人差があります。耳を大まかに分類すると、次のような特徴と傾向が見られます。
- 大きい耳
一般的に、能力や「腎力」も大きく、体力にも恵まれているとされます。思慮深く、常識的で健康的な傾向があります。 - 小さい耳
比較的、思考のスケールがコンパクトで、腎力もやや弱い傾向があるとされます。感情豊かで、時に衝動的な行動をとることもあり、無理の利きにくい体質と言えるでしょう。 - 厚い耳
耳が大きくて厚みがある場合、脳の働きや腎力が強大で、性格は円満、物質的にも恵まれ、内臓も丈夫な傾向があるとされます。たとえ小さくても、厚みのある耳は、薄い耳よりも腎力があると見なされます。 - 薄い耳
脳の働きや腎力がやや弱く、元気に乏しく、根気も少ない傾向があるとされます。内臓も比較的弱いと考えられます。 - 栄養質の耳
耳たぶ(垂珠)が大きいタイプで、愛情深く、腎の気が旺盛な人とされます。 - 筋骨質の耳
耳の内側の軟骨(内郭)が発達しているタイプで、活動的で行動力のある人とされます。 - 心性質の耳
耳たぶがなく、耳の上部(天輪)が発達しているタイプで、理知的で優雅な一面がありますが、東洋医学的には腎・膀胱系がやや弱い傾向があるとされます。
血色の見方
耳に関連して、その血色から体調を読み解くことも重要ですので、ここで触れておきます。
- 耳が黒ずみ、活気や艶がなく、しぼんだように見える場合
東洋医学では、生命力の極端な低下を示す「死兆」の一つと見なされることがあります。 - 常時、耳が白い場合
肺の機能が低下している可能性が示唆されます。 - 赤み以外の色で、活気や艶がない場合
腎の機能が低下している可能性が示唆されます。 - 赤黒い色の場合
「瘀血」(血の滞り)が上半身に及んでいる状態と考えられます。 - 暗くくすんだ色(暗蒙色)の場合
一時的な腎機能の低下や、疲労の蓄積などが考えられます。










今回の講義の概要
耳の大小、厚薄、耳たぶ(栄養質)、軟骨(筋骨質)、上部(心性質)の形状で、腎力、体力、性格、行動パターンなどの傾向を読み解くことができます。
耳が黒い、白い、赤黒いなど、その血色の状態から腎や肺の機能低下、血の滞り(瘀血)、疲労の蓄積といった現在の健康状態を推測できます。
耳の大きさや厚みは、東洋医学で生命力の源と考える「腎力(じんりょく)」の強さと深く関連しており、健康状態の重要な指標となります。