鍼灸治療の再診の目安
【目次】
1.鍼灸治療の再診の目安
・急性期
・慢性期
・健康維持
・その他考慮すべき点
2.小児はりの再診の目安
・症状が強い場合(急性期)
・ 症状が安定してきた場合(慢性期)
・健康維持
・ 小児はりの注意点
鍼灸治療の再診の目安
急性期
痛みや症状が強い場合
なるべく間隔をあけずに通院することで、症状の改善を早めることができます。
目安
2~3日に1回程度
慢性期
長期間症状に悩まされている場合
徐々に体質改善を目指していくため、ある程度の期間をかけて治療を行います。
目安
週1~2回程度
健康維持
健康維持や予防を目的とする場合
体調に合わせて、無理のない範囲で通院します。
目安
月1~2回程度
その他考慮すべき点
・治療効果が出てきたら、間隔を空けても効果が持続する場合があります。
・食生活や睡眠など、生活習慣の見直しも治療効果を上げるうえで重要です。
※鍼灸治療の再診頻度は、一概に決めることはできません。症状や状態、治療目標に合わせて、鍼灸師と相談しながら決めていくことが大切です。
小児はりの再診の目安
小児はりの再診頻度は、お子様の症状や体質、そして治療の目的によって大きく異なります。一般的に、症状が強い場合は頻繁に通院し、症状が改善してきたら徐々に間隔を空けていくのが一般的です。
症状が強い場合(急性期)
毎日~2日に1回( 症状を早く改善し、お子様の苦痛を軽減する)
※特に夜泣きやかんの虫など、症状が強い場合は、毎日または2日に1回の頻度で通院することが推奨されることがあります。
なぜ毎日~2日に1回の頻度が推奨されるのか?
※小児は大人に比べて体が未熟で、バランスが崩れやすいです。
※症状が強い場合は、早期の治療介入が重要です。
※頻繁に通院することで、体質改善を早めることができます。
症状が安定してきた場合(慢性期)
週1~2回(根底から体質を改善し、症状の再発を防ぐため。)
※ 体調や精神状態によって、治療の頻度を調整する必要があります。
健康維持
月1~2回(免疫力の向上や体質改善を図るため。)
※乳児、幼児、学童期など、年齢によって治療の頻度やアプローチが異なります。
※夜泣き、疳の虫、便秘、アレルギーなど、症状の種類によって治療の期間や頻度が異なります。
※治療の効果が出始めたら、間隔を空けても効果が持続する場合があります。
小児はりの注意点
※お子様が嫌がったり、ストレスを感じたりするようであれば、無理に治療を続ける必要はありません。
※定期的に鍼灸師と相談し、治療計画を見直すことが大切です。
※食生活、睡眠、運動など、生活習慣の見直しも治療効果を上げるうえで重要です。
鍼灸治療の再診頻度は、症状や状態によって大きく変わります。一般的には、以下の3つのケースで目安が異なります。