四柱推命と西洋占星術の違いとは ~〝時間〟から読み解く命学の本質
現在、一般に運命学として扱われているものに、西洋では占星術、東洋では四柱推命学があります。まったく別のもののように見える二つですが、その根底には共通するひとつの鍵があります。それが〝時間〟です。ここでは、四柱推命学の考え方の土台と、西洋占星術との違いについてお話しします。
1. 四柱推命学とは ~「四柱」が意味する年・月・日・時
四柱推命学の「四柱」とは四つの柱、つまり年・月・日・時のことです。この四つに共通するものは〝時間〟です。
四つはすべて時間を計るための符号であり、星の位置を知る手がかりとなるものが時間です。時間が違えば、太陽を中心とした星の拮抗関係が示す位置も違ってきます。
- 年柱
年を表す柱 - 月柱
月を表す柱 - 日柱
日を表す柱 - 時柱
時刻を表す柱
2. 人はみな、違う星の位置のもとに生まれる
もっと具体的に、分かりやすく言いかえますと、人間は一人一人、全員が違った星の位置のもとに生まれ、違った引力関係のもとに生じているということです。
表面だけを見れば同じ、深めるほどに異なる
男性と女性は、一目で見分けがつきます。しかし、それは表面だけのことです。よく見てみると、男性は男性なりに、女性は女性なりに、すべての人が異なっています。星の関係もそれと同じです。
深めれば深めるほど、すべてが異なっていることが分かります。逆に、表面から大きく見れば、みな同じように見えます。
顕微鏡の目と、広い視野の目を使い分ける
ですから、必要に応じて顕微鏡で細部を見たり、また更に広い視野で大きく捉えたりと、使い分けができなければなりません。そのためには、あらかじめ色々なことを知っておかなければなりません。
3. 四柱推命学は「時間」の学問である
四柱推命学は宇宙天文学であり、時間の学問です。
宇宙の時間は巡り巡っていて、止めることはできません。しかし、それを私たちは一時的に止めて考えます。そうしないと、複雑になりすぎて分からなくなってしまうからです。
今、時計が11時16分32秒を指しているとしても、それはすぐに過ぎ去り、時間はどんどん進み、宇宙はぐるぐると回っています。その流れを一点で止めて捉えたものが、私たちの言う〝時間〟です。
4. 同じ時刻は、二度とやってこない
そういう点から考えますと、宇宙の引力関係も全部異なります。時間というものは、それぞれ違った働きを持っています。同じ類型の働きを持ちながら、一つ一つが異なっているのです。
今日の11時17分という時間は、明日またやってくる11時17分とは全く異なっている、ということです。したがって、同じ人間という形をしていても、私たちは全部異なっているのです。
時間とは、宇宙の働きの一つを表す象徴です。その象徴によってすべてのものを推察していく方程式を、昔の人がつくり上げました。それが命学です。
5. 西洋占星術はどのような学問か
西洋では、天文を中心に据えた占星術が行われています。自分のいる位置を定め、その現在地から宇宙の流転を計算して、天文と自分との関係を割り出すのです。
つまり東洋の四柱推命学と西洋の占星術は、入り口こそ違っても、天体の運行と人との関係を読み解くという点では同じ地平に立っています。
6. 一般に流布している占星術との違い
現在、一般に流布している占星術は、その末端をなぞった説明にすぎず、本当は大変難しいものです。実際に天文から計測・計算して星を出し、占う人は、西洋でもごく稀でしょう。
一般書に書かれている西洋占星術を見て、「これは先生の言っていることと同じだ」と誤解しないでください。あくまでも一般受けするように、表面的につくられたものです。
一般に出回っているものが全部間違いだとは言いませんが、より正確に天文学から計算された働きこそが、本当の命学です。
7. まとめ
- 四柱推命学の「四柱」とは、年・月・日・時の四つの柱を指す
- 四つに共通するのは〝時間〟であり、時間は星の位置を知る手がかりとなる
- 人はそれぞれ違う星の位置・引力関係のもとに生まれている
- 西洋占星術も、天文と自分との関係を割り出す学問である
- 一般に流布している占星術は表面的なもので、本来の命学は正確な天文計算に基づく












コメントを残す