東洋医学講座 360

東洋医学講座 360 肺と浮脈 脈の診断と浮の病脈

浮脈の診断と種類

ひごころ治療院

この記事を読めば、東洋医学について理解できるかと思います。分かりやすく、丁寧に解説するので、ぜひ一緒に学びましょう!

今回の講義の概要

浮脈の診断
浮脈の種類と特性

肺と浮脈

脈の診断と浮の病脈

病脈の種類

  • 浮脈:病邪が体の表部にあることを示し、陽位にあり、主に陽経を用います。
  • 浮にして強:実証タイプの人の体表に邪が入り、熱気を示します。風邪をひいてこのような脈になるのは、葛根湯タイプの証です。
  • 浮にして弱:体力のない人の体表に邪が入り、陽虚証、血虚の風邪を示します。心臓の弱い人が発熱するとこの脈になります。桂枝加葛根湯タイプです。
  • 浮にして洪大:夏でも秋でもないのにこの脈を示すのは、夏と同じ状態に体がなっていることで、表にも裏にも全身にも邪熱が入っています。
  • 浮にして遅大:虚脈であり、表裏に邪熱が入っているが、体力が著しく弱っている状態です。
  • 浮にして柔細:病弱の脈であり、柔軟でネギ状で中心部がうつろになっている状態を示します。腎虚、内熱があって腎に力がなく、その熱が表にあるため、脈が細くなります。

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