頭重・頭痛

頭痛・頭重の原因と鍼灸による治療法|武蔵小杉・新丸子のひごころ治療院

頭重・頭痛

「デスクワークが続くと、締め付けられるような頭痛が始まる…」
「天気が悪くなる前、ズキズキと脈打つような痛みに悩まされる…」
「薬を飲んでも、その場しのぎで根本的には治らない…」

武蔵小杉・新丸子エリアで、このようなつらい「頭痛」や「頭重感」にお悩みではありませんか?

その痛みや不快感、実は首や肩のこり、血行不良、さらには自律神経の乱れが根本原因かもしれません。この記事では、あなたの頭痛のタイプを見極め、鍼灸治療による根本からの改善アプローチと、再発を防ぐためのセルフケアについて詳しく解説します。

【目次】

  1. あなたの頭痛・頭重はどのタイプ?~原因と症状の分類~
    • 症状から見る主な頭痛のタイプ(血管性・筋収縮性・心因性)
    • その他の原因と鍼灸の役割
  2. 鍼灸はなぜ頭痛・頭重に効くの?~根本から解消する仕組み~
  3. タイプ別アプローチ:緊張型頭痛への鍼灸治療
  4. ひごころ治療院の頭痛・頭重に対する鍼灸治療
    • 頭痛・頭重に効果的な主要なツボ
    • 具体的な鍼灸治療法
    • 特殊なケース:うっ血性頭痛の場合のアプローチ
  5. 今日からできる!家庭での頭痛・頭重ケア
    • 頭痛軽減のためのストレッチとセルフケア
    • 不調を防ぐための日常生活のポイント
    • デスクワーク・スマホ対策
  6. 患者様の声:頭痛・頭重が鍼灸で緩和した体験談
    • 鍼灸が選ばれる理由
    • 鍼治療の安全性について(出血のリスクなど)

1.あなたの頭痛・頭重はどのタイプ?~原因と症状の分類~

頭痛がする女性

頭痛や頭重感は、その原因が明らかな場合(風邪、目・鼻・歯の病気、神経痛、生理異常、頭蓋内の疾患、出血など)と、特に原因が見当たらないのに疲労時や気候の変化などで起こる常習性のもの(突発性頭痛など)があります。

症状の現れ方から、頭痛は主に以下の3つのタイプに分類されます。

  1. 血管性頭痛(例:片頭痛など)
    • 特徴
      頭の片側または両側がズキズキと脈打つように痛むことが多いです。
    • 随伴症状
      発作の前に目の前にチカチカとした光が見える(閃輝暗点:せんきあんてん)ことがあり、痛みが強くなるにつれて吐き気や嘔吐を伴うこともあります。音や光に過敏になることも。
    • 原因の考え方
      主に頭部の血管が急激に拡張し、周囲の神経を刺激することが影響しているといわれています。
  2. 筋収縮性頭痛(例:緊張型頭痛など)
    • 特徴
      後頭部から首筋、肩にかけて、重苦しい痛みや圧迫感、締め付けられるような痛みが持続的に起こることが多いです。いわゆる「肩こりが頭にきた」ような状態です。
    • 随伴症状
      肩や首の強いこり、めまい、身体のだるさなどを伴うことがあります。
    • 原因の考え方
      長時間同じ姿勢、精神的なストレス、眼精疲労などにより、頭部、首、肩の筋肉が過度に緊張し、血行が悪くなることで起こります。
  3. 心因性頭痛
    • 特徴
      上記のような明確な特徴がない場合や、痛みの部位や性質が変動することがあります。
    • 原因の考え方
      日常生活での対人関係の悩み、精神的な不安、家庭内の不和、大きな失意や落胆といった、心理的なストレスや感情の問題が頭痛という身体症状として現れたものです。

この他にも、頭部の皮膚近くを走る神経の炎症(神経痛)が原因で頭痛が引き起こされることもあります。

その他の原因と鍼灸の役割

頭痛や頭重の原因がはっきりしている場合は、まずその原因疾患の治療や除去が最優先となります。その上で、鍼灸治療は、症状緩和や体質改善の補助手段として効果を発揮することができます。 また、原因が特定しにくい常習性の頭痛や頭重に対しては、東洋医学的な視点から身体全体のバランスを整える鍼灸治療が特に推奨されます。

2.鍼灸はなぜ頭痛・頭重に効くの?~根本から解消する仕組み~

鍼灸治療は、身体にある特定の経穴(ツボ)を鍼や灸で刺激することにより、人間が本来持っている自然治癒力を高め、気の流れや血行を整えることで、様々な不調を改善する伝統的な治療法です。

頭痛や頭重に対しては、主に以下のようなメカニズムで効果を発揮すると考えられています。

  • 血行促進と筋緊張の緩和
    鍼や灸の刺激により、滞っていた頭部や首肩周りの血流が改善され、硬くなった筋肉の緊張が和らぎます。
  • 鎮痛作用
    鍼刺激が神経系に働きかけ、脳内で痛みを抑制する物質(内因性オピオイドなど)の分泌を促し、痛みの感覚を和らげる効果が期待できます。
  • 自律神経の調整
    ストレス、疲労、ホルモンバランスの乱れなどによって引き起こされる自律神経のアンバランスを整え、心身をリラックスさせます。これは特に心因性頭痛や、自律神経の関与が大きい血管性頭痛にも有効です。
  • 根本原因へのアプローチ
    東洋医学では、頭痛を単に頭だけの問題とは捉えません。身体全体のバランスの乱れ(例:内臓の不調、冷え、気力不足など)が頭痛の根本原因となっていることも多いため、全身的な調整を行うことで、頭痛が起こりにくい身体づくりを目指します。

3.タイプ別アプローチ:緊張型頭痛への鍼灸治療

緊張型頭痛は、頭痛の中で最も多いタイプの一つで、首や肩、背中の筋肉の過度な緊張が主な原因です。 鍼灸治療では、これらの凝り固まった筋肉に直接アプローチし、緊張を緩めることを主眼とします。

後頭部、首筋、肩、背中にある関連性の深いツボ(例:風池、天柱、肩井、膏肓など)を重点的に刺激します。

また、精神的なストレスが緊張型頭痛の大きな誘因となっている場合には、自律神経のバランスを整えるツボ(例:手の合谷、足の太衝など)や、リラックス効果の高いお灸などを組み合わせることで、より根本的な改善と再発予防を目指します。

4.ひごころ治療院の頭痛・頭重に対する鍼灸治療

ひごころ治療院では、丁寧なカウンセリングと東洋医学的診断に基づき、あなたの頭痛・頭重のタイプと根本原因を見極め、最適なツボと施術法を選択します。

主要なツボ

重要なツボは、

百会ひゃくえ」、「懸顱けんろ」、「天柱てんちゅう

で、頭痛、頭重に欠かせません。

とりわけ、「百会」は頭全体が重く痛むときや頭の芯がキリキリ痛むときの特効穴であります。

懸顱」は一般的にこめかみと呼ばれている部分で、歯をしっかりとかみしめたときに側頭部の盛り上がる筋肉の一番硬いところで、偏頭痛の特効穴です。

天柱」は後頭部が痛いときの名穴として知られています。

これらのツボに加えて、後ろ首の「風池ふうち」、ひじの「曲池きょくち」、外くるぶしの「崑崙こんろん」も重要です。

また、頭痛、頭重に肩こりを伴うときは、肩の「肩井けんせい」、「曲垣きょくえん」を、腹部の不快感を伴うときは「中脘ちゅうかん」、「合谷ごうこく」が効果を示します。

具体的な鍼灸治療法

  • 鍼治療
    上記で挙げたようなツボや、その他お身体の状態に合わせて選んだツボに、髪の毛ほどの細い鍼で刺激を加えます。痛みはほとんどありません。
  • 灸治療
    冷えが強い場合や、慢性的な症状、リラックス効果を高めたい場合などには、お灸も併用します。特に「百会」、「天柱」、「風池」、「肩井」、「曲垣」、「曲池」といったツボに、米粒大のもぐさを1カ所につき5壮程度すえると効果的です。

特殊なケース:うっ血性頭痛の場合のアプローチ

頭に触れるとブワブワと浮いたような感じがする「うっ血性頭痛」の疑いがある場合は、以下のようなアプローチを試みることがあります。
自己判断せず、まずは専門家にご相談ください

  1. 座った状態で、あごの下「天容てんよう」から首の前側、胸鎖乳突筋(首を横に向けた時に浮き出る太い筋肉)に沿って、鎖骨の上にある「気舎きしゃ」というツボのあたりまでを、親指と人差し指で優しくつまむように挟みます。
  2. そのまま、ごく軽い力で小さな円を描くように、喉仏の方向にマッサージします。
  3. その後、ゆっくりと頭を後ろに倒し(あおむけになるような動き)、首の前側をストレッチします。

これにより、頭部の血流やリンパの流れが改善され、頭が軽くなることがあります。

5.今日からできる!家庭での頭痛・頭重ケア

鍼灸治療で症状が改善された後も、その良い状態を維持し、頭痛や頭重の再発を防ぐためには、日常生活でのセルフケアがとても大切です。無理なく続けられることから始めてみましょう。

頭痛軽減のためのストレッチとセルフケア

  • 首と肩の優しいストレッチ
    • 首回し
      ゆっくりと首を左右に回します。痛みを感じない範囲で、各方向に数回ずつ。
    • 肩回し
      両肩をゆっくりと前回し、後ろ回しします。肩甲骨から動かすイメージで。
    • 首の側面伸ばし
      片手で反対側の側頭部を持ち、ゆっくりと横に倒して首の側面を伸ばします。各15~30秒キープ。
  • 適度な運動の習慣化
    ウォーキングや軽いジョギング、水泳など、全身運動は血行を促進し、筋肉の緊張を和らげるのに役立ちます。無理のない範囲で続けられるものを見つけましょう。
  • 十分な質の良い睡眠
    睡眠不足は頭痛の大きな原因の一つです。毎日同じ時間に寝起きするなど、規則正しい睡眠リズムを心がけ、質の高い睡眠を確保しましょう。寝る前のカフェイン摂取やスマートフォンの使用は控えめに。

不調を防ぐための日常生活のポイント

  • 正しい姿勢を意識する
    立っている時も座っている時も、背筋を伸ばし、お腹を軽く引き締め、顎を引くことを心がけましょう。猫背や前かがみの姿勢は首肩への負担を増やします。
  • バランスの取れた食生活
    特定の食品が頭痛を誘発することもありますが、まずは様々な栄養素をバランス良く摂ることが基本です。血行を促進するビタミンE(ナッツ類、植物油など)や、筋肉・神経の働きを助けるマグネシウム(海藻類、豆類など)も意識してみましょう。
  • 身体を冷やさない
    特に首周りや肩を冷やすと、筋肉が緊張しやすくなります。夏場の冷房対策や冬場の防寒をしっかり行いましょう。
  • ストレスを上手に発散する
    趣味の時間を持つ、リラックスできる音楽を聴く、深呼吸をするなど、自分に合ったストレス解消法を見つけ、こまめに実践しましょう。

デスクワークやスマホの使用による悪影響を緩和する

長時間のデスクワークやスマートフォンの使用は、首や肩の筋肉を極度に緊張させ、頭痛の大きな原因となります。

  • 定期的な休憩とストレッチ
    30分~1時間に一度は立ち上がり、首や肩を軽く回したり、遠くの景色を見たりして目を休ませるなど、こまめに休憩を取りましょう。
  • 作業環境の見直し
    パソコンのモニターの高さ(目線がやや下になる程度)、デスクや椅子の高さ(肘・膝が90度程度に曲がる)などを調整し、身体に負担のかからない環境を整えましょう。
  • ブルーライト対策
    スマートフォンやパソコンのブルーライトは眼精疲労や睡眠の質の低下を招くことがあります。ブルーライトカット機能を利用したり、使用時間を制限したりする工夫も有効です。

6.患者様の声:頭痛・頭重が鍼灸で緩和した体験談

頭痛・頭重の改善に鍼灸治療が選ばれる理由

  • 薬に頼りたくない方へ
    できるだけ薬の服用を避けたい、副作用が心配という方に、身体への負担が少ない自然なアプローチとして選ばれています。
  • 根本的な原因からの改善を目指したい方へ
    鍼灸治療は、一時的な痛みの緩和だけでなく、頭痛や頭重が起こりにくい身体づくり(体質改善)を目指します。
  • 効果が持続しやすい治療を求める方へ
    対症療法だけでなく、身体全体のバランスを整えることで、症状の再発防止が期待できます。

痛みが治った体験談

長年の片頭痛と鉄板のような肩こりが改善! (40代女性の体験談)

若い頃からの片頭痛持ちで、肩こりもひどく、周りからは「筋肉が鉄板みたい」と言われるほどでした。仕事は一日中パソコン作業で、運動も苦手。つらい時はマッサージにも行きましたが、その場しのぎにしかならず、本当に長年悩んでいました。

藁にもすがる思いでひごころ治療院の鍼灸治療を受けてみたところ、まず施術中から血流が良くなっていくのを実感!ガチガチだった肩が、終わる頃には驚くほど軽くなっていました。そして何より嬉しかったのは、あれほど頻繁に起きていた頭痛が、翌朝からほとんど感じなくなったことです。

「もっと早く鍼灸治療を受けていればよかった!」と心から思いました。もし、私と同じように長年の頭痛や肩こりで悩んでいる方がいらっしゃったら、ぜひ一度、鍼灸治療を試してみてほしいです。きっと、その効果に驚くと思います!

あくまで個人の感想であり、効果には個人差があります。

血が出るリスクは?鍼治療の安心ポイント

鍼治療に対して「痛そう」「血がたくさん出るのでは?」といったご不安をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。ひごころ治療院では、安心して施術を受けていただけるよう、以下の点を徹底しております。

  • 極細の鍼を使用
    治療に使用する鍼は、髪の毛ほどの非常に細いものです。そのため、刺した時の痛みはほとんど感じないか、チクッとする程度の軽い刺激です。
  • 使い捨ての鍼(ディスポーザブル鍼)
    当院では、全ての鍼を滅菌済みの使い捨てとしております。一度使用した鍼を再利用することは一切ございませんので、感染症のリスクもなく安全です。
  • 衛生管理の徹底
    施術前後の手指消毒はもちろん、ベッドや器具の消毒も徹底し、常に清潔な環境で施術を行っております。

ごくまれに、毛細血管にあたり小さな内出血(青あざ)ができることもありますが、これは数日~1週間程度で自然に消えますのでご安心ください。 ご不安な点やご不明な点がございましたら、どんなことでも遠慮なく施術前にお尋ねください。

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