造血臓器 と白血球の役割
免疫 7
血液の細胞はどこで作られるか?
ほ乳類の成体では、骨髄が造血臓器です。胎生期には肝臓で造血が行われています。また、下等動物ではさまざまな場所が造血臓器となります。造血臓器になりやすい臓器としては、脾臓、腸管、心臓(サメなど)、腎臓(硬骨魚類など)などがあります。ほ乳類の成体でも、骨髄が破壊されたときには、脾臓や肝臓が容易に造血臓器に戻ることができます。
白血球成分のうち、マクロファージと顆粒球は骨髄で作られていますが、リンパ球はリンパ組織で直接作られます。その部位は胸腺、腸管、肝臓です。また、顎下腺や耳下腺などの外分泌腺に存在するリンパ球の約半数はこれらの部位で直接作られています。扁桃、虫垂、子宮内膜のリンパ球の一部もこれらの部位で直接作られています。
この記事を読めば、免疫について理解できるかと思います。分かりやすく、丁寧に解説するので、ぜひ一緒に学びましょう!
今回の講義の概要
・造血臓器
・白血球の生成場所