鬼門とは ー運命を左右する方位の秘密
運命学としての家相
家相学でいう鬼門とは
家というものは、大気に対してどんな役割を果たしているのでしょうか?この疑問を解くカギの一つに「鬼門」というものがあります。家相学でいう鬼門とは、文字通り「邪しまな悪い方向」という意味を含んでいて、古書では次のように説明されています。
「鬼門とは丑寅の方、東北隅を指す。万鬼の集まる所にして、死霊にて満ちている所、故に万病の所とされている方位のこと」
これは家の中ばかりではなく、例えば京都では昔の王城があった地点から東北の鬼門に当たる所に比叡山があります。この鬼門を避けるために延暦寺を建てています。江戸の鬼門は上野方面に当たり、ここでも寛永寺を建てて安全を守っています。
鬼門について今後いろいろ綴りますが、大切なのは、この鬼門といわれる方位から悪い気が侵入してきたとき、そのまま何の対策も施さないでいると、五年という歳月のうちにどんな好運も衰運へと変化してしまう事実です。体力や気力がある場合には守り抜くこともできますが、それも限度があります。
昔の戦国武将が居城の守りに気を配ったように、われわれもまた自分の根城である家には万全の設計を施さなければいけません。戦国時代の城の最大の敵は押し寄せる将兵でしたが、今日の家では無言の大気であり、それは忍び寄るようにして侵入してくる恐ろしい敵です。
この記事を読めば、家相について理解できるかと思います。分かりやすく、丁寧に解説するので、ぜひ一緒に学びましょう!
今回の講義の概要
・鬼門の定義と歴史的背景
・鬼門の影響と対策
・家相学の重要性