家相が語る「東位」の力 ー 健康と発展を呼ぶ大気作用と吉凶の真実
家相学では、単に部屋の配置だけでなく、方角ごとに異なる「大気作用」が、住む人々の運気や健康を左右すると考えられています。中でも「東位」は、一日の始まりを告げる朝や、生命が芽吹く春と結びつき、特別なエネルギーを持つとされます。この記事では、東位の持つ豊富な酸素とその恩恵、それがもたらす健康や発展への影響、さらには家相の吉凶が引き起こす具体的な結果や関連する病気まで、東の方位が持つ奥深い力を徹底的に解説していきます。
方位と大気
東位の大気作用
- 一日の配当
東は、1日でいうと朝に当たり、24時間では午前5時から7時の間に配当されます。朝は東の気が旺盛に働き、東位から西位にかけて風圧が働いている時です。
特に、春の朝は東の最盛期で、草木が活発に活動するため、酸素が豊富です。この状態のときに、1日分の酸素を十分に吸い込んでおきましょう。
酸素が不足すると、あくびが多くなったり、疲れやすくなったりします。悪化すると、病気を誘発する原因にもなりかねません。1日の中でも、朝の大気ほど良質なものはありません。
- 四季の配当
東は、四季では春に配当され、自然界の状況としては、植物の成長が旺盛で、多量の酸素を発生します。中でも春の朝は、先に述べたように東の気が特に盛んなときで、この大気を十分に吸い補給し、新芽体細胞を作っておかないと、秋冬になって活気がなくなり、病気や衰弱の原因となる危険があります。
春は人体の新芽細胞活動が盛んになり、人間の一生でいえば、青春期を表します。草木と人間の相互関係は、大気のやりとりを通して緊密に結ばれているため、この東の気を受けることによって、人の老化はいくらかでも弱められると考えられます。
- 大気作用
東位の大気は、東正中線から南へ15度、北へ15度の合計30度に位置しています。そして、地平線から太陽が進出して、暗かった地上は太陽の光によって鮮やかに顕現します。
東方を人に配当すると、長男、若い男子、あるいは若い女子が表示されます。例えば、若い男子からその意味を敷衍してみれば、スポーツマン、あるいは動きのある人、運転手などが連想できます。
そこで東の家相が悪い家では、男の子が育たないことが予想され、甚だしい場合、凶事に走り犯罪を生む結果になりかねません。
なお、東の家相が吉相の場合は、発展、繫盛、進出、想像力、にぎやかさ、快活さ、仁義の心、評判、立身などが期待できます。
凶の場合は、吉の反対で、不発展、不繁盛、衰退、虚言、せっかちさ、批判される、不時の災い、火事、部下に恵まれない、または長男に恵まれない、というように考えられます。
病気としては神経系統の病にかかりやすく、怪我、足の病、ヒステリー、てんかん、恐怖症、肝臓系、咽喉の病、痙攣を伴う病などが挙げられます。
これが東位の大気作用です。
この記事を読めば、家相について理解できるかと思います。分かりやすく、丁寧に解説するので、ぜひ一緒に学びましょう!
今回の講義の概要
・東位は生命と活力の源
・東位の吉凶が家族と運気に直結
・東位の凶相が招く特定の健康リスク