家相学 23

家相学 23 土地を選び家を建てる条件 方位と大気 方位と四季と二十四時間の割りふり

方位と時間の秘密 ー 暮らしの暦に隠された智慧を読み解く

私たちが普段意識している「方位」は、単に東西南北を示す地理的な点だけではありません。家相学や風水において、古来より方位は季節や時間と密接に結びつき、「暮らしの暦」として私たちの生活に深く関わってきました。この記事では、円形の「方位盤」と詳細な「対応表」を基に、全ての方角に宿る季節や時間の意味、特に東が「始まり」を、鬼門とされる北東が「変化」を表す理由など、自然と共に生きるための奥深い智慧を解き明かしていきます。

ひごころ治療院

この記事を読めば、家相について理解できるかと思います。分かりやすく、丁寧に解説するので、ぜひ一緒に学びましょう!

今回の講義の概要

方位、季節、時間の体系的な関連性
鬼門(北東)が持つ「変化と不安定」の特性
「暮らしの暦」が示す古人の知恵

方位と大気

方位と四季と二十四時間の割りふり

【図の解説】方位と時間の関係がわかる「暮らしの暦」

ここに示された2つの図は、一見すると複雑な記号の集まりに見えるかもしれません。しかしこれは、私たちの生活に深く関わる「方位」と「時間」を結びつけた、いわば「暮らしの暦」のようなものであり、家相学や風水はこの考え方を基本としています。

すべての方角には「季節」と「時間」がある

昔の人々は、単に「東」や「西」といった方角だけでなく、それぞれの方角に特定の季節や時間が割り当てられていると考えていました。円形の図(方位盤)は、その関係性を一枚の絵にしたものです。

例えば、「」を見てみましょう。東は、太陽が昇る一日の始まりを告げる方角です。この図では、東に「」、月では「3月」、十二支ではウサギを意味する「」、そして時間では朝の「5時~7時」が割り当てられています。これらはすべて「物事の始まり」や「生命の芽吹き」といった、フレッシュで勢いのあるイメージで一貫しています。

一方、鬼門として知られる「北東」はどうでしょうか。この方角は「うしとら」と呼ばれ、十二支の「うし」と「とら」が担当します。季節は、寒さの厳しい冬が終わり春へと向かう「初春」(1月・2月)、時間は、一日で最も暗く冷え込む深夜の「1時~5時」です。このように、光の少ない暗い時間帯から、新しい季節へと移り変わる不安定な時期にあたるため、変化が起こりやすい特別な方角と考えられてきました。

「地図」と「解説書」の関係

2つの図の関係は、「地図(方位盤)」と「解説書(対応表)」に例えることができます。

円形の図(方位盤)は、どの方角にどの季節・時間・十二支があるのかを直感的に理解するための「地図」です。

表は、その地図に書かれている情報を項目ごとに整理し、誰にでも正確に読み取れるようにした「解説書」の役割を果たします。

このように、古代の人々は、太陽の動きによって生まれる一日の時間の流れや、一年を通した季節の移ろいといった自然のサイクルを、方位と結びつけて体系化しました。これらの図は、自然と共に生きるための知恵が詰まった、奥深い世界観を示しているのです。

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