家相学 17

地形 ① - 土地を選び家を建てる条件

家相から見た良い地形と五感でわかる環境の影響

家相学では、家を建てる土地の形が、住む人の運勢や心身に大きな影響を与えるとされています。では、家相において「良い土地」とはどのような形状を指すのでしょうか?この記事では、家相の観点から見た吉とされる四角い土地や、避けるべきとされる三角地について、その理由、特に地形がもたらす心理作用に焦点を当てて解説します。さらに、人間が環境から受ける影響が、視覚をはじめとする五感と深く関わっていることを探り、家相に基づいた、心身にとってより良い環境、より良い土地を選ぶためのヒントをお届けします。

ひごころ治療院

この記事を読めば、家相について理解できるかと思います。分かりやすく、丁寧に解説するので、ぜひ一緒に学びましょう!

今回の講義の概要

形状と心理作用
順応性と破滅の危険性
五感の働き

地形 ① - 土地を選び家を建てる条件

これは地質とは関係なく、いわば地の形そのものの幾何学的な問題です。

平面的に形を大きく分けますと、丸、四角、三角の三つになります。この中で地形的によいのは四角であり、正方形より長方形のほうが好ましいです。その理由は、建築技術的な関係からと、形がひとつの性格を持っているという考え方から説明されます。四角い地形は、性格や勤勉といった心を表しており、人にそうした気持ちを与えてくれるのです。

丸い地形は無いかもしれませんが、三角の地形はあります。ただし、三角はあまり感心できない地形です。それは、鋭角が災いをもたらすとされるからです。四角も角には違い無いですが、三角に比べれば鈍重であり、90度程度の角は、あまりカドがたちません。ところが、90度以下の角は、やはり見る人の心を鋭くさせるという心理的作用があり、これは神経的によくありません。鋭くとがった鉛筆の先やペン先が自分のほうに向けられると、何となく気持ちが不安定になり、恐怖を感じるのと同じです。

人間は、順応性が高く、周りの力に左右されやすいですが、そればかりではなく、すぐ慣れてしまう動物でもあります。このように人間は、良きにつけ悪しきにつけすぐに順応し、それに慣れてしまう性質を持っていますので、環境をよくしておかないと破滅してしまいます。順応性の強い人ほど、環境には十分留意しなければいけません。

これをもう少し掘り下げて考えると、人間は五つの官能を持っています。

  1. 視覚官能
  2. 聴覚官能
  3. 触覚官能
  4. 味覚官能
  5. 臭覚官能

です。

視覚官能は、眼から入ってくるもので、地の形で説明したとおり、丸や三角形によって感覚が左右されることです。また視覚官能のもう一つの要素は、色です。室内の装飾などは、形と色に気を配らなければいけません。

聴覚官能は、調和音と不調和音など、音のすべてを司っています。工場の騒音などは不調和音であり、はじめは嫌だなぁと思っていても、長い間には順応してしまい、麻痺してしまって気にならなくなります。しかし、不調和音が嫌な音でなくなってしまうという状態は精神衛生上感心はできません。

触覚官能は、われわれの肌に関わるものですが、人相学でその象徴とされる〝まゆ〟は、触覚のアンテナのようなものであります。

味覚官能は、食物の種類によって左右されるものです。

嗅覚官能は、香りを担当しています。悪臭ばかり嗅いでいますと、脳の働きが悪くなり思考力が鈍くなるので怖いです。

この五つの官能は、どんなときでも、相互に関係して、われわれの生活の中に作用しているのです。

結局、環境に左右されるものは何かといいますと、この五つの官能の働きなのです。土質を考える場合にも、この五つの官能を中心として考えていけば、大方の回答は得られるはずです。

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