家相学 14

地質とは 何か？ー土地を選び家を建てる条件

地質とは 、土地の土質や地盤の状態を指し、自然環境や人間活動に大きな影響を与える重要な要素です。家相学や建築計画において、地質の種類や特徴を理解することで、湿気、乾燥、水害、地盤の安定性などを考慮した適切な対応策が可能になります。地質の分類は主に、水気土質、燥気土質、岩石土質、粘土質、砂土質などが含まれます。それぞれの地質が持つ特性により、土地利用や建物の設計方針が異なる点が特徴です。

この記事を読めば、家相について理解できるかと思います。分かりやすく、丁寧に解説するので、ぜひ一緒に学びましょう！

今回の講義の概要

・地質の種類と特徴
・地質と家の建築の注意点
・地質の影響

地質とは 何か？ ①

地質（土質）は、家相学において非常に重要な要素です。地質を大きく分類すると、次の七つに分けることができます。(⑹～⑺は次回の講義で）

⑴水気土質

水気土質とは、主に下層部が粘土質で、上層部の土質に絶えず水気がある地質を指します。このような土地は湿気が多く、冷えやすいのが特徴です。

このような土地を選ぶ場合、以下の点に注意してください。

• 床を高くする
• 床下の通風を良くする
• 建物が水気を吸収しないようにする

⑵燥気土質

燥気土質は、水気土質とは反対で、下層部に粘土質がなく、水がすぐに浸み込み土が乾燥している地質です。乾燥が進みやすいため埃っぽいですが、水はけは良好です。

⑶岩石土質

岩盤質の地質で岩石が多い土地です。この地質では以下の障害が考えられます。

• 良い地気の上昇が妨げられる
• 大雨時には水害が発生しやすい

岩盤は水を吸収しないため、大雨時には水が流れ込む危険があります。特に坂の途中に家を建てる場合、洪水のリスクに注意が必要です。岩石が50％以上含まれる土地を岩石盤または岩盤質と呼びます。

⑷粘土質

土地全体が軟らかく、上層部が粘土質で構成される地質です。この場合、以下の特徴があります。

• 水気の吸収が悪い
• 地表に水が溜まりやすい

雨の日には湿気が多くなり、晴天時には埃っぽい極端な現象が起こる場合があります。この地質で家を建てる際は、水はけを良くすることが重要です。

⑸砂土質

砂の土質で構成された土地です。以下の特徴があります。

• 水の吸収が早い
• 地盤が軟らかく、傾きやすいリスクがある

砂地が50％以上含まれる場合は、土台を強化したり、砂利を増やして地盤を固めたりすることで、家を安定して建てることができます。