小立地条件 ② ー 土地を選び家を建てる条件
小立地条件 ②
③ 汚物
汚物はないに越したことはありませんが、生活する上ではどうしても避けられないものです。そのため、汚物をどのように処理するか、まずは捨て場所を慎重に考える必要があります。例えば、貯水池も汚物の一つに含まれる場合があります。貯水池の水は流れがないため濁りやすく、やがて腐敗することで悪臭や衛生的な問題を引き起こす可能性があります。そのため、貯水池が近くにある場所は立地条件として注意が必要です。また、公衆のゴミ捨て場がある場合は、その位置や影響を検討することが重要です。
④ 通風
土地の起伏や山川などの地形は、通風(または風向き)に大きな影響を与えます。説明するまでもなく、台風が来ると被害を受けやすい土地や場所があります。風の通り道に家を建ててしまうと、隣の家が無事であるにもかかわらず、自宅だけが強風の影響を受ける可能性もあります。そのため、風向きや通風の特性を考慮し、被害を最小限に抑える立地条件を選ぶことが必要です。
⑤ 近隣(周囲)
周囲の環境も立地条件を考える上で重要な要素です。例えば、高層ビルの陰になることで日照時間が短くなる場合があります。また、近隣に煙突があり、有害な煙や悪臭を発生させる場合は、一種の公害問題となります。こうした要素は住環境に直接影響するため、事前に十分に評価し対策を講じる必要があります。
小立地条件として考えなければならないことは、まだまだありますが、前回の『家相学 12』の内容を合わせた5つのポイントが、身近な問題として考えなければいけないことであります。
この記事を読めば、家相について理解できるかと思います。分かりやすく、丁寧に解説するので、ぜひ一緒に学びましょう!
今回の講義の概要
・汚物処理と環境衛生
・通風(風向き)
・近隣環境の影響