作業場の配色 を変えて能率アップー食品製造会社の成功事例
【ケース4】作業場の室内配色を変えて作業能率が上がった例
ある食品製造会社の例です。
A社は5階建てのビルで、1階の正面に事務室があり、その奥は食品を製造する工場になっています。2階の大部分が仕上げ室となっており、従業員は30人程度で、月に何千という食品を製造しています。
このA社は、以前は木造2階建てでしたが、1年前に鉄筋5階建てに建て替えました。新築してから人員を増やし、営業成績も一段と上がったのですが、最近は製造数が減少し、製品の納入時間までに仕上がらないことがありました。そこで人員を増やすと同時に、原因を追及することにしました。
最近特に、従業員同士の争いやいがみ合いが増え、社内全体の和が乱れてきたため、社長は頭を悩ませていました。
家相鑑定士が室内の配色を聞いたところ、食品を製造していることから衛生を重視し、壁や天井、床の主な配色にクリームと白系の材質を使用していることが分かりました。作業台はステンレス製で、作業衣は白とのことでした。
この配置では白が強調され、心が研ぎ澄まされすぎて落ち着かず、イライラして感情的になりやすくなります。
長時間白い環境にいると、以下のような影響が出ることがあります。これは各人の個性によって異なるため、分かりやすく列記します。
白色が量的に少ないか、または短時間の接触であれば、緊張感や清潔感が湧き立って大変効果的ですが、多量かつ長時間接触すると、白食の悪影響が現れ、気の弱い人は神経質やノイローゼになり、気の強い人は荒々しく争いを起こします。体が弱い人や気分にムラのある人にも様々な悪影響が現れます。
このように白が多く、刺激を与えるクリームの黄系が混ざり、ステンレスの冷気が白色の悪い影響を増大させています。
これらの点を考慮し、家相鑑定士は社長にこの状況を説明し、早急に改装するよう進言しました。赤系、緑系、白系を用いた配色を細かく指導した結果、3カ月も経たないうちに効果が現れ、「従業員も皆楽しく作業できるようになり、人員を増やす必要がなくなりました」と社長からの喜びの連絡がありました。
この記事を読めば、家相について理解できるかと思います。分かりやすく、丁寧に解説するので、ぜひ一緒に学びましょう!
今回の講義の概要
・作業場の配色を変えて能率アップした食品製造会社の事例