大立地条件 ① ー 土地を選び家を建てる条件
大立地条件 ①
土地には「四神相応」の地というものがあります。四神とは、ここでは東、南、西、北のことだと考えて差し支えありません。この四神相応の地を「四神守護の地」と呼ぶ人もいます。つまり、神が守護している地というわけです。
四神の意味
四神の意味は以下のように説明されています。
- 東に青竜の流れ
- 南に朱雀の陽気充満の広野
- 西に白虎の交通の備え
- 北に玄武の山の守
相撲の四本柱でよく知られている青房、赤房、白房、黒房も、でたらめに付けられたわけではありません。これらは東西南北の方向を示すと同時に、四つの神の守護する方位を表しています。
四神と大気の関係
ここで、四神に八つの種類の大気を当てはめて考えます。
- 東に青竜の流れ
青竜とは、清い流れを意味します。それは、水たまりではなく、酸素を含む生きている水を指します。水は止まると酸素を失い、次第に濁ってしまうため、常に清流である必要があります。 - 南に朱雀の陽気充満の広野
南は日当たりの良い陽気が充満する方位です。この方位に山などの陽気を妨げるものがあってはいけません。山でなくても、南側に大きな二階建ての家や高いビルがある場合も望ましくありません。理想的なのは、陽気が自分の家に向かって充満している状態です。人口過密の都心では広野は難しいですが、太陽を遮らないスペースが必要です。 - 西に白虎の交通の備え
西には交通の便が備わっていることが求められます。 - 北に玄武の守り(山の守り)
北には、寒い風を防ぐ高い山などの地形が理想とされています。
東京の例
これを東京の地形に当てはめると、以下のように説明できます。
- 東には墨田川や中川があります。
- 南は広野ではありませんが、海が広がり、北より南に下がった形で開けています。
- 西には東海道があり、交通の便が良好です。
- 北は山手によって守られています。
これら四つの条件を満たした地が「四神相応の地」です。この考え方は、家相の根本的な基礎となっています。
この記事を読めば、家相について理解できるかと思います。分かりやすく、丁寧に解説するので、ぜひ一緒に学びましょう!
今回の講義の概要
・四神相応の地とは
・各方位における具体的条件
・東京の地形と四神相応の関係