今のお悩みの症状、別の見方でアプローチしてみませんか!東洋医学は様々な可能性があります。
鍼灸に対するイメージはどのようにお持ちですか?
鍼灸にはさまざまな可能性があります。
当院では鍼灸が様々な疾患に対応できる医療であると考えています。そして、そのような鍼灸についてもっと知っていただきたいと思っています。
鍼や灸の刺激は体に反応を引き起こし、不調を改善します。
刺激に敏感な方は、鍼の刺す感覚や灸の熱さを不快に感じるかもしれません。しかし、鍼や灸にはさまざまな道具や手法があります。体に刺さらない鍼や温度の低い灸もあります。治療を受ける際に恐れを感じる方は、事前にお知らせいただければ、刺激の方法などを相談させていただきます。
当院では鍼はすべて使い捨てを使用し、器具は完全に滅菌消毒をしています。近年の状況を考慮し、衛生管理や換気にも十分な配慮をしています。
病気の回復や改善にはさまざまな医療方法がありますが、近隣の皆様には鍼灸治療を選択肢の一つとして積極的に検討いただきたいと考えています。
ご来院を心よりお待ちしています。
はり・きゅう専門 ひごころ治療院
季節ごとの注意点
季節によって盛んな外邪は変わります。からだの中の気・血・水や五臓の働きも季節によって異なります。季節ごとに起こりやすい症状に気をつけることが、一年中健やかに暮らす秘訣になります。
【季節】 秋
・盛んになる外邪 燥邪
【からだの変化】
・津液が不足
※津液とは、人体中の正常な水液の総称で、唾液、胃液、涙、汗などが含まれます。
・肺の働きが、燥邪により低下。空気の乾燥から、肺が潤いを失い、不調が現れやすい。皮膚や髪が乾く。
【起こりやすい症状】
口・鼻・のどの渇き、鼻血・からせき、ぜんそく、たんが切れない、胸の痛み、皮膚の乾燥、抜け毛、尿量が減るなど。
【対策と食事 】
・対策
乾燥を防ぎ、潤いを保つ。
・食養生
①津液を補い、肺をうるおす:松の実、白ごま、卵、牛乳
②津液を作り、胃を養う:キュウリ、トマト、キクラゲ、ナシ、リンゴ、キウイフルーツ
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免疫 5
〇原始マクロファージから生まれる生体防御細胞群
単細胞生物から多細胞生物に進化しますと、周囲の環境にあまり左右されずに生きるための内部環境を持つことができるようになります。また、多細胞生物化による細胞数の増加は、細胞ごとの働きを変えて役割分担する方向へ進ませることになりました。
クラゲやイソギンチャクなどの下等な多細胞生物は、二胚葉生物と呼ばれ、外皮と腸からなります。外皮は呼吸や物理的強度を司る働きを強化し、腸は食物摂取、消化、吸収、排せつを司る働きを強くしてきました。
細胞ごとに見られる特定の機能の強化は、必ず他の機能の退化を伴い、多くの場合、遺伝子の一部のみを働かせる方法でこのような仕組みを獲得しています。具体的には、DNA→mRNA→タンパク質のような、特定の機能に使われるタンパク質群を準備するか、その反応を休止しておくかということです。
しかし、原始的な二胚葉生物は、単細胞時代の性質をほとんどそのままの細胞群を残しておいたのです。これらは原始マクロファージとも呼ぶべき細胞で、外皮細胞と腸上皮細胞で包まれた内腔に存在します。生体内に異物が侵入してきたときは、この原始マクロファージが単細胞生物時代のアメーバのように異物侵入部位に遊走して異物を貪食能によってとらえます。
その後、多細胞生物は三胚葉生物に進化して体腔を獲得し、ここに多くの組織や臓器を進化させました。中胚葉細胞はすべて、上述の原始マクロファージから進化しました。
原始マクロファジーは中胚葉と間葉系の細胞群を作り上げましたが、ここでも単細胞生物時代の性質を失わない一連の細胞群を生体防御細胞として残しています。これらがマクロファージを中心とした白血球群であります。
◆東洋医学講座 322
〇肺系統について
肺は気の源であり、呼吸を司り、天気に通じています。この天気である真気が体内に入ると、神気、魂気、覇気、元気、意気など各種の気となります。
肺は鼻を司り、百脈を活発にし、香臭の判別、涕、皮毛、大腸に関連して経気を発しているのであります。
▽肺にはどのような働きがあるか
はじめに問題になるのは、肺はどのような働きをしているかということですが、結局は呼吸を司るところの気の源であるということです。
気というのはもちろん、天気に通じていますが、われわれがいう天気とは、天と地が交流した気をいっています。そして、天の気は人間の体内に入り、神気・魂気・覇気・元気・意気などの気と付くところの全ての気の働きをしています。ただそのうちに、肝の働きが加わった気を肝気、腎の働きが加わればそれを腎気といっただけのことであります。その中心となっているのが肺気、すなわち真気なのであります。
肺の外候としては、鼻・皮膚・皮毛であります。皮毛とは、皮膚呼吸をする際の毛穴を指しています。
〝百脈活発にする〟とは、心と肺は夫婦拮抗関係なので、肺は心の女房役をしています。経絡と経穴が血管と併行して走行していることが割合多いことからもそれが分かりますが、気が動けば血が動き、血が働けば気が働くといったようにお互いに拮抗しながら心と肺は協力しています。その他、肺の働きとしては、香臭の判別があり、さらには涙も司っています。
年をとると、肺旺体になるので涙っぽくなってきます。涙の多い人は肺が旺しているか、虚しているかで中庸を欠いています。したがって、他の四臓に比べて中庸を越しているか、下っているかのどちらかであります。肺はさらに大腸と関連しています。
◆手相人相の見方 30
〇頭脳線の見方
▽末端でみる吉と凶
(12図)末端が二股に分かれている場合
これは、その人2方面の才能に恵まれていることを示していて、両親の性格、才能の相違がそのまま現われた結果です。勘が鋭く、人の気をそらさない交際上手で、いざというときに際して決断の早いところを持っています。
(13図)末端が二股に分かれ、1本が上向きになっている場合
想像力豊かな上に商才に恵まれていて、商売、事業など商利的な面での成功が期待できる相です。
しかし、1面には物質欲の強いところがあって、何事も金銭で解決しようとするところがあります。
(14図)末端がフォーク状に3つに分かれている場合
神経がデリケートで、複雑多岐な感情を持っていて、とかく移り気なところあり、落ち着きのないところが欠点であります。神経の病気に注意を要します。
(15図)末端が扇状のように支線が多く出ている場合
突如として不意の病災に見舞われるといった相なので、普段から万全の注意が大切です。
特に、憂鬱性から起こるノイローゼ、ヒステリーなど、または頭脳線の本線に欠陥があると、極度の神経衰弱に注意しなければいけません。それから頭脳線に途切れ途切れの感情線があると、一層悪く、色情狂的な意味が加わります。
家相学 113
▽井戸
▼井戸掘りの方法
井戸掘りは深く土を掘り起こす大工事なので、どうしても土気を侵してしまいます。したがって、簡単には考えてはいけません。その井戸水を飲料水として使用するならばなおさらのことであります。水は命の泉であり、人間が毎日生活していくうえにはなくてはならない重要なものであります。
井戸は方位的にみますと、天地自然の理に合っている、亥(北北西)、辰(東南東)、戌(西北西)、巳(南南東)の順で吉であります。そして、陽遁中で、しかも土用にあたらない時期に、家の中心から吉方位にあたるところに造るのがよいでしょう。もちろん、母屋の中には井戸を掘ってはいけません。必ず母屋の外か下屋の中に造ることであります。
井戸を掘ったら、堀上がった井戸よりも吉方に当たる他の井戸水を汲んできて、新しい井戸に水を移し納めます。これは吉方の水を持ってきて呼び水にするという意味であり、一種の清めでもあります。新しい井戸のまつり事をする場合には、塩、米、酒肴を供えて、水神をお祭りして、その後普通の飲料水として使用します。このようにすれば、井戸は枯れることなく、清潔に保つことが出来ます。
もし、坤(南西)、艮(北東)、南、西位などの大凶方位に井戸を掘った場合は、その当時は盛んであっても、10年後には必ず災いが起こるといわれています。
高血圧を考える 70(終)
〇薬の作用と副作用
▽降圧剤の減量・休薬
血圧の薬は1回飲み始めたら止められず、生涯飲み続けなければいけないという考えが蔓延しています。服薬指導でもそのような考えでよく指導されています。
しかし、一定の年齢になれば血圧が高くなるのは自然で、必要があって上がっているともいえます。自然の血圧上昇を無理やり下げると、まず間違いなく思わぬしっぺ返しを受けることがあります。したがって、ある程度の血圧コントロールができていれば、薬を減量しながら徐々に止めるようにもっていけるはずです。当たり前のことですが、意外にそのような考えはまだまだ少ないのが現状です。
そこへもってきて〝高血圧〟とする血圧値はますます低めを目標にするガイドラインが改定されているので、生涯飲み続けないといけないという考えがますます根強いものとなっています。医師や薬剤師の判断に任せておけば、中止どころか減量するのも難しくなります。医師に休薬を申し出ても受け入れられないことは多くあるかも知れませんが、めげることなく試してください。
昔のような薬一辺倒の考え方は変わりつつありますが、一方では薬依存、新薬シフトの傾向も強くなっています。したがって徐々に減量できるように、まず自分自身で出来ることから始めましょう。つまり、自分の生活の中で血圧を上げる原因になっていることが何か?をよく見極めるが大切であります。そうすることで、自然に血圧が下げ、徐々に減薬にもっていくようにしましょう。その努力に医師が納得し、今まで述べてきたことが信頼され、医師も減量・中止に協力してくれるかもしれません。それに大いに期待したいと思っています
参考文献・引用・2005年・『高血圧は薬で下げるな!』・角川書店・P202
気候や天気の変化が原因でおこるカラダの不調の総称で、頭痛やめまい、疲労感、関節痛、うつ症状、吐き気、喘息など様々な症状が出るのが特徴です。
気候の急激な変化にからだを調整する自律神経が乱れることが原因であります。
東洋医学では、からだを調整する力は腎の臓で行うと考えます。腎は夜更かしをするとたちまち低下します。改善したければ、まずは睡眠をしっかりとりましょう。それでも改善がなければ、腎の機能を高められる鍼灸治療はいかがでしょうか^_^
おかげさまで、本日7月27日に当院は開院15周年を迎えることができました。
ひごころ治療院を支えてくださる皆様には、心より感謝申し上げます。
これからも変わらぬご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。